寄木細工のコースター。

熱海にあるお気に入りの雑貨屋さん「KICHI」で、先日素敵なコースターを買い求めた。

小田原市にある工房の寄木細工で作られており、美しい木目の違いと色が微妙に違っているのだ。

てっきり僕は、この色の違いは、染色によるものだと思っていたのだけど、木本来の持つ色味を生かして、そのまま寄木細工にしているのだそう。

「へーこれ、全部違う木の色だったんですね!!!びっくり」

人が作るこうした工芸品が僕は好きだ。

このコースター一つ作るだけで、一体どれくらいの時間がかかるのだろう?と思う。

Kと二人、好きな色味のコースターを選んで買って帰ったのだけど、お客さん用に、今度はモプ少し買い足しておこうと思ったくらい、使っていてとても美しいと思った。

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Kが眠れない夜に。

夜中に僕が起きたら、珍しくKも起きていたようで、手を繋いだ。

K「ただしくん、昨日はすぐに寝てたよ。
さっき起きて眠れなかったから、ただしくんの顔をずっと触っていたの。それから手を繋いだの。そしたらただしくん手を解くから、また手を繋いでずっとそのまま繋いでいたけど、ただしくん起きなかった」

僕「え?全然わかんなかった」

眠れない時に、僕をおもちゃにしていたのだろう。そう言って笑うKが、かわいかった。

コピーライターの誇り。

クライアントでのプレゼンの前日、僕とコピーライターGと営業Yの3人でテレカンをしていたのだけど、そこでコピーライターが訥々と話し出した。

G「あの・・・、Yさんがクライアントとのメールのやりとりで、私の書いたコピーを『たたき台』にして明日みんなで話し合いましょうと書いていたのですけど、これってとても失礼だと思うんです」

G「私のコピーは、たたき台ではないし、たたき台を見せられるクライアントもかわいそう。それを愛知アンする私たちってなんなんですか?あなたは私たちのこの仕事自体を貶めているんですよ」

G「私これでも、もう30年以上コピーライターを続けているんです。コピーには私なりにきちんと向き合い自信を持っています。それをあなたのような人にたたき台呼ばわりされたくないです」

営業はひたすら平謝りで、コピーライターはそれでも怒りを抑えることはな買ったのだけど、僕が間に入って、「もっと僕たちの仕事に敬意を払ってください」と伝えた。

どんなに小さな仕事でも、それに誇りを持てることは素晴らしいことだ。残り少ない仕事人生だけど、僕も一つひとつ丁寧に仕事をしていこうと心新たにしたのだった。

これなーんだ?


100円ショップで買ったのだけど・・・

これ実は、ドラム式洗濯機のドアストッパー。

洗濯を終えた後、洗濯機内は水気が残り、カビや雑菌の温床になるので、うちではいつも小さなタオルを挟んで乾かしていた。

でも、こんな道具が100円ショップにあることを知り、買ってきたら、とても便利。

カビや菌を誰よりも気にするKが一番喜んでいる。

行き止まりの世界に生まれて


アメリカでもっとも失業率が高く惨めな町と言われているイリノイ州のロックフォード。そこで暮らす3人の少年たちの成長を追ったドキュメンタリー映画「行き止まりの町で」は、アカデミー長編ドキュメンタリー賞とエミー賞をノミネートされている。

この映画は、淡々としたロックフォードの若者の生活を追いつつも、アメリカという巨大な国が抱える問題をまざまざと見せつけている。

人種の間にある隔たり、アジア人の生きづらさ、白人であっても生まれた境遇、父親の暴力の影響など、根底にあるのは格差社会の問題だ。

丁寧に12年間、3人の少年の成長を追った素晴らしいドキュメントフィルム。

⭐️行き止まりの世界に生まれてhttp://www.bitters.co.jp/ikidomari/

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー

見ている時はKと二人大笑いして、見終わった後には胸がスカッとした。

映画「ブックスマート」は、今時のアメリカの高校生の卒業前夜のたった一日を描いた映画なのだけど、絶妙なキャスティングとよく考え抜かれたシナリオに唸らされた。

生徒会長のモリーと親友のエイミーは、勉強一筋で高校生活を生きてきた。やっとのことでイエール大学という有名大学入学が決まり、卒業式の前日に、勉強もせずにパーティー三昧だった周りの同級生を見回すと、勉強一筋だった自分たちには、やり残したことが膨大にあるような気になってしまう。

多様な人種やセクシュアリティにも配慮されており、現代高校生の生き様がとてもうまく表現されている。細部にまで作り込まれている素晴らしい脚本とキャスティング。

⭐️ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビューhttps://longride.jp/booksmart/

ついに、自民党へ。

「結婚の自由をすべての人へ」訴訟の原告になって、1年半くらいが過ぎた。

裁判は遅々として進まず、次回の期日は12月2日(水)。

裁判の判決を待つだけではなく、国の制度を変えるには、政治も重要な役割を持っている。

そのため今までに、共産党、社民党、立憲民主党、日本維新の会と、それぞれの議員と直接会ってお話をして、僕たちのようなセクシュアルマイノリティにとってどんな不利益があるのか、どんな協力が必要なのか、訴えてきた。

先日、やっとのことで与党である公明党の議員さんにお話ができ、今日初めて、自民党の木原誠二さんにお会いして、僕たちの置かれている状況やサポートが必要なことをお話することができた。

木原さんは、オランダやイギリスなどに駐在していらっしゃった経験から、ゲイも身近にいらっしゃったようで個人としてはとても理解のある方だった。

自民党の党としては、公には「同性婚」は認めようとする動きは出ていない。むしろ、「伝統的な家族制度を守る」という言葉がよく聞かれる状況だ。

そうで会ったとしても僕たちにできることは、こうして地道に活動を続けて行くことしかないのだ。

シターラ・ダイナーエキュート品川店

品川の駅で、新幹線に乗る前に食事をする場合、僕たちはほぼ迷わず「シターラ」に行く。

駅の中のエキュートの2階にある店内はとても狭いのだけど、ここのカレーがとても美味しいのだ。

お腹の空き具合によって、タンドリーチキンを追加したり、カレーを2皿にしたり自由に選べて、副菜もどれもとても美味しい。


新幹線の中で駅弁もいいけど、きちんとしたカレーを食べると、薬膳が身体に効いてくる気がするのだ。

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熱田神宮。

滋賀県の草津、そして彦根の出張から、今度は名古屋に。午前中、ほんの少し時間があったので熱田神宮を訪れた。

熱田神宮は、三種の神器である「草薙のみつるぎ」のある神宮。名古屋からは電車に乗っても10分くらい。境内はいい香りがして、空気も気持ちいい。

友人の安産のお守りを買い、朝からやっている神社内のきしめん屋さんできしめんをいただく。

異様に暑い盆地特有の気候の中でいただくきしめんは、つるつるととても美味しかった。

出張の寂しさ。

久しぶりに家を4日間空けることになり、行く前からとてつもない寂しさを感じていた。

僕とKは一緒に暮らしていて、仕事などの個人の活動以外はほとんどの時間、一緒にいる。朝も一緒にご飯を食べるし、晩ご飯を食べながらその日にあったことを話すのは、僕たちにとってかけがえのない時間だ。

仕事とはいえ、4日間も離れ離れになると言うのは、付き合い始めて8年で間も無く9年になる僕たちであっても寂しいものだ。

Kも同じように感じているようで、LINEの行間からそれが読み取れる。

こうやって離れて僕は、二人一緒に暮らしていることが、僕たちにとってとても大切なことなのだと改めて思い知ったのだ。