シンガポール・シーフード・リパブリック。

店の外にライオン⁈

牡蠣のお好み焼き風

スパイシーな海老

S太郎とK太郎と、急に新年会をやろうということになり、品川のシンガポール料理店に。
品川駅の高輪口を降りると目の前にある『シンガポール・シーフード・リパブリック』は、今でこそ都内に沢山出来たシンガポール料理の先駆け。でっかい蟹や海老の料理が食べられる。
S太郎が仕事でタイに行く予定なので、そのついでにシンガポールにみんなで行こうか?それともタイにまた行こうか?という話でこの店に決めたようだ。
ホテルの前庭にある建物はコロニアル調で、中は天井が高く、まるでシンガポールにいるような、どこか海外らしい雰囲気に満ちている。
紹興酒を飲みながらチキンライスを食べたいと思ったのだけど、ランチしか出していないようで残念。スパイシーな海老や、牡蠣の入ったお好み焼き、パラパラのシーフード炒飯がとても美味しかった。
いつも思うのだけど、僕の場合、旅行はあまり前持って綿密に計画するものではなくて、何か運命というか、友人なんかと話しているうちに急に、「あ、行ってみようか?」となるその瞬間が好きだ。
新年初の旅行は、九州だけど、今年はアジア旅行に行けるのだろうか?
物事は、きちんとイメージすれば現実になってくると言うので、今、僕の家のトイレには、イタリアの地図やフィレンツェの地図が張り巡らされている。
今年こそイタリアに行けるだろうか…。
★シンガポール・シーフード・リパブリックhttp://e-food.jp/cgi-bin/restfind/view1.cgi?no=1210556861

体温。

昔、家ではヨークシャーテリアを飼っていて、眠る時によく僕の身体にひっついて寝ていた。
その温かさはまるで湯たんぽのようで、犬も自然と僕の身体の体温を感じていたのかもしれない。
Kが東京にいる間、一緒のベッドで眠ったのだけど、Kがひっついて来るせいか、いつもより部屋の温度が高いようで、ブランケットを取って、オイルヒーターの温度もぐっと下げて、最後の方は暖房無しで寝ていた。
Kが帰ってしまって、また僕はひとりになり、気のせいかとても寒く感じるので、眠る時にオイルヒーターの温度を上げて、ブランケットをまた出してかけて寝た。
ひとりで感じる温度と、ふたりで感じる温度は、違うのかもしれない。
寝ている間中、僕に身体をひっつけて来て、足を僕の上に上げたり、肘で僕を攻撃したりする大型犬のようなKだけど、それでもそばにいてくれるだけで、温かい存在だったと今になって思い知る。
体温って、いいものだな。

母の家へ。

どこか面影が残っているだろうか…笑

いつもは元旦に必ず母の家に行く習慣になっていたのだけど、今年はKも来ていたし来客もあったので、3日の今日、母の家に行った。
母は、10年以上前に再婚して、今は千葉に住んでいる。
僕の父はエキセントリックな性格で、会社をやりながら激動の人生を送った人だけど、新しい旦那さんは公務員で穏やかな人だ。
僕が家で作ったおせち料理を少し持って行ったのだけど、案の定、おせち料理は食べきれないくらい沢山あって、それに加えて僕の好物の唐揚げやグラタンなんかまで用意してあるありさま。
この頃、毎年のように母は昔の写真を探し出して、僕に手渡してくれる。長いこと住んでいない家を急に処分したり、自分の身の周りの様々なものを整理し出しているのがわかる。
僕が小さな赤ちゃんの頃の写真や、幼稚園の頃の写真を見ていたら、ずっとずっと変わらずに、母は僕たちを守り、愛してくれているんだな…と思って、なんだか急に涙が浮かんでしまった。
別れ際に、見えなくなるくらいまでずっと手を振る母に、照れくさいから大きく笑いながら手を振った。

距離に負けないように。

今年の正月花は、南天。難を転ずるように。

Kが、年末年始4泊5日で東京に来ると聞いた時は、正直、「お母さんのようにご飯を作ったり面倒くさいなあ…」なんて思っていた。笑
でも実際に、暮らすようにいつでも一緒にいると、僕が料理をしている時は、窓を拭いたり、床を拭いたり、トイレや玄関を掃除してくれたり、細々と掃除や洗濯の手伝いをしてくれた。
ひと時も離れることなく一緒にいて、ご飯を食べたり、飲んだり、お茶をしたり、散歩をしたりしていたのだけど、喧嘩もなければ、不快に思うことも全くなかった。
たとえば、昨夜の友人たちが集まるパーティーで、僕たちはホスト役だから、誰かの飲み物がなくなったら気を遣って入れて回るような、ゲイらしく細やかな心遣いをして欲しい…などと僕が動きながら思っても、楽しそうに僕の友人たちと話しているKを見ていたら、そんなことを思う僕の方がおかしいのだと気がついた。
人には、持って生まれた性格や、気の遣い方があるのだ、ちょっと天然のKは、穏やかに笑ってほんわりしている方が幸せに見えた。
人とつきあっていると、どうしても自分の基準や枠に押し当てて判断してしまうようなことが度々あるけど、本当は、こうでなければならない…などということは無いのだ。きっと。
最終日の今日は、羽田空港に送って行ったのだけど、別れる時の離れ難い寂しさは、それだけKのことをたいせつに思っている証なのだろう。
次に会える日を楽しみに、笑顔で手を振ることが出来ました。

あけまして ありがとう ございます

お節料理のコーナー

夕方からS太郎と妹的存在のGとGの恋人が家に遊びに来て、賑やかな元旦になった。
この日のために用意したお節料理に、イタリアンを取り混ぜてお酒を飲んだ。
Kは、ゲイの友達が集まるようなパーティーははじめてだったようで、はじめは緊張のためかほとんど口を開かなかったけど、次第に人に慣れて、楽しそうに笑っていた。
ソファの前のセンターテーブルでお節料理を食べて、その後テーブルで鴨鍋を食べたのだけど、みんな気を遣わずに楽しんでくれたようでとても楽しいパーティーになった(ゲイの友達のパーティーの場合、気を遣い過ぎる友達がいると、気の利くお手伝いさんのようになってしまいパーティーに来たのか、お手伝いさんに来たのかわからないようなことがある…)
家に親しい友人が来て、楽しい笑い声に囲まれて、幸福な新年を迎えることが出来たことに感謝です。
1月1日の献立。
黒豆
栗きんとん
数の子
トマト

エスカルゴ
たたきごぼう
鯛の昆布締め
八幡巻
昆布巻
白花豆
蓮根
スカンピのオーブン焼き
鴨鍋
うどん