距離に負けないように。

今年の正月花は、南天。難を転ずるように。

Kが、年末年始4泊5日で東京に来ると聞いた時は、正直、「お母さんのようにご飯を作ったり面倒くさいなあ…」なんて思っていた。笑
でも実際に、暮らすようにいつでも一緒にいると、僕が料理をしている時は、窓を拭いたり、床を拭いたり、トイレや玄関を掃除してくれたり、細々と掃除や洗濯の手伝いをしてくれた。
ひと時も離れることなく一緒にいて、ご飯を食べたり、飲んだり、お茶をしたり、散歩をしたりしていたのだけど、喧嘩もなければ、不快に思うことも全くなかった。
たとえば、昨夜の友人たちが集まるパーティーで、僕たちはホスト役だから、誰かの飲み物がなくなったら気を遣って入れて回るような、ゲイらしく細やかな心遣いをして欲しい…などと僕が動きながら思っても、楽しそうに僕の友人たちと話しているKを見ていたら、そんなことを思う僕の方がおかしいのだと気がついた。
人には、持って生まれた性格や、気の遣い方があるのだ、ちょっと天然のKは、穏やかに笑ってほんわりしている方が幸せに見えた。
人とつきあっていると、どうしても自分の基準や枠に押し当てて判断してしまうようなことが度々あるけど、本当は、こうでなければならない…などということは無いのだ。きっと。
最終日の今日は、羽田空港に送って行ったのだけど、別れる時の離れ難い寂しさは、それだけKのことをたいせつに思っている証なのだろう。
次に会える日を楽しみに、笑顔で手を振ることが出来ました。
カテゴリーgay

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