いちじく。

初夏から夏の間中、気がつくといちじくが成っている。
気がつくと・・・と言うのは、いちじくは、「無花果」と書くように見た目で花がわからないから。どう言う意味なのかわからないのだが、どうやら花は実の中にあるというのだ。
青い小さな実を眺めているのも涼しげでいいのだけど、いつのまにか色づいてくるいちじくの実も季節を感じるものだ。
うちの小さな鉢植えのいちじくでさえ、食べるとちゃんと甘いから驚いてしまう。
鳥に狙われる前に、会社に行く前に色づいたいちじくを摘んだ。

ライムと斑入りのレモン。

ライム

斑入りのレモン

柑橘系の樹木が好きで、裏のベランダにレモンとカボスとすだちとゆずがある。
それなのにそれなのに、ふと目に入った斑入りのレモンの涼しげな葉に魅せられ、おまけに隣にあったライムの可愛らしい実に目が離せなくなり、思わず両方の木を買ってしまった。
柑橘系の鉢植えは、水を切らさないようにしながら、2年ごとくらいに植え替えをしてあげると、いつまでも元気に実をつけてくれる。
常緑樹で冬の寒い時期も緑色の葉を茂らせていてくれるところもかわいい。

大葉。

生け花のようにいけておく。

50センチ以上ある大きな鉢に、ハーブ類を植えている。
大葉、バジル、ハーブゼラニウム、イタリアンパセリ、香菜・・・。
植えるときは、みな一緒に元気そうなのに、しばらく経つと、大葉が誰よりも大きく伸びてきて、ほかの植物に日が当たらなくなり、更に大葉が元気になって生い茂るという現象が起きる。
大葉は、日本の植物だから、ほかのハーブよりも日本の高温多湿に慣れているからなのだろう。
そこで、定期的に大葉を根元近くの節の上でカットするようにしている。全ての生い茂った大葉をカットすれば、隠れていたハーブにも日が当たり、やがて元気を取り戻してくれるのだ。
大葉は切って、その日に使わない分は花瓶に挿しておく。
毎日水を変えていると、すぐに切った茎から白い根っこが生えてくる。
料理をしながら、なんにでも食卓の大葉をちぎって添える。
身近にハーブがあると、日常のご飯に彩りが生まれる。

ボンバックス

ここに載せたこともあるかもしれないけど、我が家には、『ボンバックス』という観葉植物がかれこれ20年くらいあって、何度かの引っ越でも枯れずに生きている。
ボンバックスは、巷によくあるパキラに似ているのだけど、葉っぱがパキラのように尖ってはいなくてら3枚のまあるいかわいい葉っぱを広げる。
以前は会社の机の上に小さなボンバックスを置いていたのだけど、上司がいたく気に入っていたので、上司が他の局に移動する時に送別に渡してしまった。
このボンバックス、梅雨時に挿し木をすると根が出て繁殖出来るので、梅雨が終わる湿気と暑さの残る頃挿し木をしてみた。
数日水を時々あげながら放っておいたところ、ふと見ると小さな芽がのぞきはじめた。
3本刺して、1本はつかなかったが、2本は新芽が見えるので、しっかりと根付いたら小さな鉢に植えて友人に分けてあげようと思う。

イエルナブエナ。

先日、恵比寿で映画を見た時に、マルシェで南米のミント『イエルナブエナ』が売っていたので買ってきた。
『イエルナブエナ』は、モヒートを作る時に使われるミントで、日本に普通に売っているミントとは、ほんの少し匂いが違っている。
イエルナブエナの香りは、より濃く強いコロンのような香りとでも言おうか。
家でモヒートを使ったことはなかったけど、今年の猛暑には、自家製イエルナブエナで作った本格モヒートでも作ろうか。

長命草。

長命草のことを知ったのは、石垣島の辺銀食堂お訪れた時のこと。
苦味があって、でも草らしい味わいのあるこの長命草が、沖縄では『ぬちぐすい』として食べられている植物。『ぬちぐすい』とは『命の薬』という意味。抗酸化作用のある植物として有名な長命草は、沖縄では庭に植わっているくらい身近にある植物なのだそうだ。(50歳の僕は、『抗酸化』が人生のてーまになりつつある)
この長命草を、東京にどうにか持って帰りたいと思い、前回年末に石垣島に滞在した時に探したのだけど、苗は売っておらず諦めたのだった。(ネットで買えるのだけど、送料も馬鹿らしいのと、自分が沖縄から持ち帰ったというのが、その植物との思い出になると思うのだ)
今回の宮古島で、ふと入った市場の植物売り場で、「もしかしたらあるかもしれない・・・」と探してみたところ、隅の方に捨てるように二つの長命草の苗が置いてあったので百二十円で買ってきた。
前回書いたように沖縄から本州に持ちこむことのできない植物がいくつかあることを知っていたのでリスクを分散させようと、前の日に一つは小さな箱の中に隠して手荷物で持ち、もう一つは小さなダンボールに入れてトランクに入れて空港に向かった。
果たして空港では、荷物の検査など全くしないでそのまま通された。「なんだ、これだったらもっと他の野菜も買ってこれたのにな・・・」
家に帰って取り敢えず、空いている大鉢の中に移植したのだけど、これからどんどん茂って、どうか僕の抗酸化を食い止めて欲しいものだ。
⭐️長命草の働き
長命草は、ビタミン類、ポリフェノール、カロテン、ミネラル類を豊富に含み、ポリフェノールは、そばなどに含まれるルチンとコーヒーなどに含まれるクロロゲン酸を含み、高い抗酸化作用を発揮。
カロテンやビタミンEにも抗酸化作用があるため、強力に活性酸素を除去する効果が期待できる。抗酸化作用により、血流改善や動脈硬化の予防に効果的であるだけでなく、発がん性物質の抑制にも有効であるといわれている。
ビタミンCのメラニン生成を抑制する働きや潤いを保つ働きは、長命草の抗酸化作用との相乗効果によって、美肌効果やアンチエイジングにも有効。
貧血予防や骨粗しょう症予防に有効な鉄分やカルシウムなどのミネラル類も含まれている。長命草の特殊成分イソサミジンには、排尿機能の改善に効果を発揮する。高い血管拡張作用があるため、血流の改善、冷え性やむくみの改善、動脈硬化や高血圧の予防に有効である。

サツマイモ。

キッチンの片隅に、じゃがいもやサツマイモを入れて置いておくワイヤーのバスケットがあって、その中に数ヶ月サツマイモが入ったまんまだった。
そのサツマイモだけビニールで覆われていたからか数ヶ月経つのにサツマイモは萎んだりせずに、小さな芽が見えていた。
もう食べることもはばかられたので、2つに切って器に水を入れてつけておくと、サツマイモはうれしそうに芽を伸ばし、やがて美しい葉っぱを展開させはじめた。
キッチンの片隅に急に緑が加わって、まるで新しい観葉植物が置かれたように明るくなった。
どんな植物であれ、成長していく姿を見ていられるのは、楽しいものだ。
サツマイモの葉が、こんなに美しいとは知らなかったな。

イッペー

いつものように、外苑西通りを歩きながら家に帰る道、お花屋さんの『Fuga』で、びっくりするような真っ黄色な花を見つけた。
花の名前は、『イッペー』だそうで、ブラジルの国花だという。
こんな黄色い鮮やかな花は、とても日本にはないものなあと思った。
日本に、桜があるように、ブラジルには、この『イッペー』があるのだろう。
ずっと行きたいと思いながら行けずにいる、地球の反対側のブラジルに、いつか行ってみたいな。

バラが咲いた。

マダム・アルフレッド・キャリエール

スノーボール

紫陽花

今朝、ベランダに出てみると、バラが咲いていた。
毎日洗濯物を干しながら見ているつもりのベランダの植物たちも、春は成長が早く、ふと気がつくと咲いているということがほとんどなのだ。
今年はまだ寒い時期に一輪狂い咲きしていたのだけど、正式にはこのバラが一番花だ。
ベランダの奥のスノーボールも、いくつか蕾が大きくなりはじめた。スノーボールは、咲きはじめは緑色の花で、咲き進むに従って大きくなりながら白い花に変わっていく。
花の時期は短いのだけど、その切れ目の入った葉っぱと相まってエレガントな雰囲気があり、お花屋さんでもかなり高価に売られている。
下を見ると、実直な紫陽花が葉っぱを茂らせはじめていた。紫陽花が成長してくると、梅雨が少しずつ近づいてくるのだと思う。
今年は沢山バラが咲きそうなので、東京にいるGWの中日にでも友人たちを家に呼ぼうかと考えている。
バラの咲く時期に友人たちを呼ぶなんて、我ながらそれだけで『ゲイ的生活』だと思ってしまうのだけど。

アマリリス。

1月に買った球根のアマリリスの鉢が、このところの暖かさからか、ぐんぐん芽を伸ばし、あっという間に花が咲き始めた。
1つ、1800円くらいだったのだけど、家の所々に置いて、豪華な姿を楽しませてもらっている。
家の中に、できればいつもお花がある生活がいいと思っている。
少し前まではヒヤシンスがずっと咲いていて、アマリリスが咲くまでは、ベランダのパンジーをいけていた。
花を特別買うわけではなく、球根やパンジーならば、数ヶ月楽しめるのだ。
家の中に花があると、そこで急に空気が変わるのがわかる。
生命の持つ不思議な力なのだろう。