長命草。

長命草のことを知ったのは、石垣島の辺銀食堂お訪れた時のこと。
苦味があって、でも草らしい味わいのあるこの長命草が、沖縄では『ぬちぐすい』として食べられている植物。『ぬちぐすい』とは『命の薬』という意味。抗酸化作用のある植物として有名な長命草は、沖縄では庭に植わっているくらい身近にある植物なのだそうだ。(50歳の僕は、『抗酸化』が人生のてーまになりつつある)
この長命草を、東京にどうにか持って帰りたいと思い、前回年末に石垣島に滞在した時に探したのだけど、苗は売っておらず諦めたのだった。(ネットで買えるのだけど、送料も馬鹿らしいのと、自分が沖縄から持ち帰ったというのが、その植物との思い出になると思うのだ)
今回の宮古島で、ふと入った市場の植物売り場で、「もしかしたらあるかもしれない・・・」と探してみたところ、隅の方に捨てるように二つの長命草の苗が置いてあったので百二十円で買ってきた。
前回書いたように沖縄から本州に持ちこむことのできない植物がいくつかあることを知っていたのでリスクを分散させようと、前の日に一つは小さな箱の中に隠して手荷物で持ち、もう一つは小さなダンボールに入れてトランクに入れて空港に向かった。
果たして空港では、荷物の検査など全くしないでそのまま通された。「なんだ、これだったらもっと他の野菜も買ってこれたのにな・・・」
家に帰って取り敢えず、空いている大鉢の中に移植したのだけど、これからどんどん茂って、どうか僕の抗酸化を食い止めて欲しいものだ。
⭐️長命草の働き
長命草は、ビタミン類、ポリフェノール、カロテン、ミネラル類を豊富に含み、ポリフェノールは、そばなどに含まれるルチンとコーヒーなどに含まれるクロロゲン酸を含み、高い抗酸化作用を発揮。
カロテンやビタミンEにも抗酸化作用があるため、強力に活性酸素を除去する効果が期待できる。抗酸化作用により、血流改善や動脈硬化の予防に効果的であるだけでなく、発がん性物質の抑制にも有効であるといわれている。
ビタミンCのメラニン生成を抑制する働きや潤いを保つ働きは、長命草の抗酸化作用との相乗効果によって、美肌効果やアンチエイジングにも有効。
貧血予防や骨粗しょう症予防に有効な鉄分やカルシウムなどのミネラル類も含まれている。長命草の特殊成分イソサミジンには、排尿機能の改善に効果を発揮する。高い血管拡張作用があるため、血流の改善、冷え性やむくみの改善、動脈硬化や高血圧の予防に有効である。

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