オニオングラタンスープ。

撮影が無事に終わって、広尾から日赤に抜けて、骨董通りをぷらぷらと歩きながら帰って来た。
赤ワインを開けて、音楽を聴きながら冷蔵庫の中を見渡した。食べるものはいろいろあるけど、今夜はもしかしたら雪が降るかもしれないというので、「オニオングラタンスープ」を作ることに。
繊維と直角に切った二個の玉ねぎをオリーブオイルで15分以上じっくり炒めた後、少し小麦粉を振り炒める。塩とコショウに、カイエンヌペッパーとナツメグを少々。ワインを50ml入れ、鳥のスープを800ml入れて30分煮込む。器に薄切りのバゲットもしくはカンパーニュと、グリュイエールチーズ(チーズならなんでもよい)を交互に重ねスープを注ぎ、最後にチーズをたっぷりとかける。210度に温めたオーブンに入れ、焦げ目がつくまで焼く。
オニオングラタンスープは僕にとって、寒い冬にパリのカフェやブラッスリーで、熱々をふーふー言いながら食べるものだけど、考えてみると、玉ねぎを炒めるのが少し面倒なだけで、実はとても簡単で、家にあるものでいつでも作れる食べものだとわかる。何よりも、玉ねぎの底力を感じる料理だ。

生うどん。

イタリアには、300種類を超えるパスタの種類が存在するけど、日本の麺類の多さも、アジアの坩堝を思わせる発達ぶりではないだろうか。
僕が好きな麺類に順番をつけるとするならば、うどん。パスタ。蕎麦。素麺。という順番。ラーメンという選択肢は存在しない…
今日は、酔っ払って帰って来て、伊勢丹に出店していたので買ってあった生の讃岐うどん(八割研磨生うどん)をいただいた。
たっぷりのお湯に入れて、時々かき混ぜながら茹でること12分、しっかりとしていながら、透き通るような麺が出来上がった。
茹でたての麺は、おつゆを少しと薬味だけで、一瞬にして喉を通り抜けて行った。
冷凍でも、味を損なわず、素晴らしい復元力を見せるといううどんでも、やっぱり生のうどんには叶わない。
「日の出製麺所 http://www.hinode.net/」

confit de canard

80℃くらいで、のんびりと…

完成!

鴨の脂に閉じ込めて、冷蔵庫へ。

昨日、鴨が配達されてきたので、酔っぱらって帰って、おもむろに鴨を冷蔵庫から取り出し、塩をふり、擂り下ろしたにんにくをまぶし、タイムをまとわりつけて、冷蔵庫に寝かせておきました。
午後には、塩鴨のようなものが出来上がっていて、鴨の脂を80度に温め、鴨を入れてのんびりと80度から90度を保ちながら煮込むこと90分。鴨のコンフィの出来上がりです。
このコンフィという料理、低温でじっくり火を通すので、仕上げに外の皮をカリッと揚げて、中のお肉はしっとりと柔らかいまま仕上げることが出来るのです。
少し時間がかかるけど、実は作るのは簡単で、鴨の脂に閉じ込めておくだけで、冷蔵庫で1ヵ月は日持ちが効きます。食べたい時には鴨を取り出し、脂で炒めるだけだから、お腹が空いて帰って来ても、すぐに食べることができる。正にフランス料理の知恵ですね。
夕食に1本、鴨の脂で6分くらい炒めて、赤ワインとともにいただきました。付け合わせには、よくジャガイモをフライにして出されることが多いのですが、これも鴨の脂で揚げると美味しいですよー。

大学三年生

就職を控えた学生のポートフォリオを見た。まだ作品が十分に作れていないし、そもそも、自分が一体何をしたいのかさえ分かっていない。大学三年になり就職を意識して始めて、本当は自分は一体、何になりたいのだろうかと考え始める人が多いのだと思う。
僕が彼らに言うことは、一つは、今まで何をして来たのか、きちんと自分の過去を遡ってまとめておくように。もう一つは、一体この先何をやって行きたいのか、人に伝えられるように。そして何よりも、自分自身がワクワクする道に進んで欲しいということ。
もし第一志望の会社に入れなくても、必要以上に落ち込む必要はないと。就職が人生のゴールではないのだということ。働き出してまたそこから、自分でその先の人生を選び取って行くことが出来るということも。
緊張と好奇心に溢れた瞳を見ていると、昔の自分が懐かしくもあり、それぞれが少しでも夢に近づけるようにと願うばかりだ。
☆鶏の水炊き
晩御飯は博多風の水炊き。骨付きのぶつ切り鳥肉800gを軽く湯通し。土鍋に水を入れて強火で沸騰したら、灰汁を掬いながら途中水を足しつつ30分以上。はじめに軽くスープを塩で。カボスのポン酢に鴨頭ねぎをたっぷり入れて鳥肉を食べた後、キャベツや水菜や豆腐も。最後は、うどんか春雨か雑炊に。

刻みうどん

今朝は、刻みうどんでした。
飲み過ぎた翌日は、温かいうどんか、にゅうめんが食べたくなります。
水1600mlに、昆布10㎝1枚、鰹節(あれば鯖節も)二掴み、塩一つまみ、薄口醤油90ml、味醂30mlを入れて、中火で沸騰したら5分煮て漉すだけで、澄んだ味のうどんの汁が取れます。
夜は、S太郎とK太郎と新宿でしゃぶしゃぶを食べながら新年会。
年末に火鍋を食べた時に、半分冗談で、シンガポールに行こうか!と話していたら、なんとそれが、現実化してゆくことに。
と言うことで、2013年の初旅行は、シンガポールに決定!

焙煎焙じ茶

京都で、久しぶりに「柳桜園」に行きました。
29日の土曜日に、
土曜日限定の「手炒り 焙煎焙じ茶」を買いました。
普段は、ここの「香悦」を飲んでいるのですが、
さらに贅沢にお茶を使っているこの焙煎焙じ茶は、
数量が取れないため、土曜日だけの限定販売ということ。
まだ昨夜のお酒が少し残る、朝の身体の隅々まで、
香り豊かな焙じ茶が染み入るようです。
さて、正月最後の日、
のんびりと家の周りを、散歩に出かけることにしましょう。

蕪の葉のペスト

お正月の料理にも、少し飽きてきたので、
お昼は、生ハムをつまみながら赤ワインを飲みました。
蕪の葉だけが冷蔵庫に残っていたので、
硬めに茹でて、松の実とほんの少しのニンニクに、
アンチョビ、そして、ケイパーをプラス。
攪拌しながらオリーブオイルは少しずつ足して、
ペストを作りました。
トロフィエと和えたら、
バジルとはまた違った大人っぽい味になりました。
仕上げにパルミジャーノを。
愛するイタリアに、
久しぶりに今年は帰れますように…

あけまして ありがとう ございます

年末は、京都で過ごしたので、
大晦日に出汁を引き、食材を求め、
慌ただしい年の瀬でした。
今日は母の家に年始の挨拶に行き、
夕方に帰宅してから家でお雑煮を作りました。
紅白を意識して京人参と、蕪を。
鳥肉は、塩をして、焼いてから。
蒲鉾は、あまり好きではないので省きます。
今年一年、どんなワクワクすることに出会うのか楽しみです。