公明党との話し合い。(同性婚に関して)

先日、公明党の竹谷とし子参議院議員とお会いして、「同性婚」に関するお話をする機会があった。

この日のために、僕とKの写真をコラージュして、ふたりの生活がわかるような資料を作り、渋谷区に出して不受理であった婚姻届を用意して、参議院会館に向かった。

僕からは、Kとの二人の暮らしや、同性婚ができないことによる不利益や不安なこと、もしもの時に病院で家族と認めてもらえないのではないか。相続さえできないなどという話をした。

竹谷議員はとても聡明で、LGBTQの知識などを話す必要もなく、これは明らかに人権問題であるという理解までされていた。

与党として、公明党の力はとても大きいものだ。

野党では今まで、立憲民主・社民・日本維新の会と、立て続けにお話をしてきた。若干日本維新の会の恒例の議員の方が、同性婚にはまだまだ議論をしなければならないという保守的な意見を持たれていたが、今までお会いした議員の方々は、どなたも皆理解があり協力的な方々ばかりだった。

本丸の自民党は、今の所全く聞く耳を持っていないという状況ではあるものの、僕たちのできることを一つずつ積み重ねていくしか道はないのだと思っている。

日本維新の会にて。

早朝から、「日本維新の会」の議員の方々とお話をする会に出席した。

議員会館で会議に出席された議員は8名くらい。オンラインで参加された議員は10名くらいだろうか。

弁護士の中川さん、アドボカシーの時枝さん、東京原告は僕がKとふたりで参加し、西川さんがオンライン参加。北海道から一人の原告がオンライン参加し、僕は5分間のスピーチをした。

「日本維新の会」は、党としては『同性婚』に関して賛成の立場をとるという話がこの場では多かったが、それに待ったをかける議員もいた。

年配男性議員の方は、『同性婚』に関しては宗教上、または文化の関係で(日本の伝統的な家族のありようなど)、反対している国が世界では圧倒的に多い。

これからゆっくりと時間をかけてみんなで議論をしていかなくてはいけないのではないかという立場だった。沢山議論を重ねた上で決めることが民主主義だと何度も述べていた。

僕が思ったのは、『同性による結婚』は、民主主義という以前の『人権』の問題であるということ。

でも、こういう意見が現在の日本の大方の力を握っている議員の意見なのかもしれないとも思う。

そして、彼らの考えを変えることはとても難しい・・・いや、きっとできないだろう。世論によってしか、彼らを変えることはできないかもしれない。

映画『ジェンダー・マリアージュ』オンライン上映会!4/29(水)

東京レインボープライドが、新型コロナウイルスの影響で中止になったのだけど、オンラインでは様々な試みが行われるようで、その中の一環として、我らが『MARRIAGE FOR ALL JAPAN』では、映画『ジェンダー・マリアージュ』オンライン上映会が行われることになった。

僕はこの映画を、確か、スパイラルで行われたレインボーリール東京で観て、いたく感動し、DVDを買い求め、家でKと一緒に見直したくらい好きな映画だ。僕たちも、家でもう一度みんなと見てみようと思っているところ。

<上映会概要>

日 時:2020年4月29日(祝・水) 14:00~17:00

場 所:オンライン会議ツール ZOOM(上映のリンクURL は参加申込者に送信します。

※上映会の参加にはZOOMが必要になります。ZOOMアプリのダウンロードをお願いいたします。

定 員:300名(先着)

参加費:無料(どなたでも参加可能)

申込み:(リンク先フォームよりお申込みください)

主催: 一般社団法人 MarriageForALLJapan -結婚の自由をすべての人に-

お問い合わせ:info@marriageforall.jp

※上映後には、参加者との交流タイムなども予定しています。一人でも多くの方に関心を持っていただけましたら幸いです。

<ジェンダー・マリアージュとは?>
同性婚が合法とされていたカリフォルニア州で、2008 年 11 月、結婚を男女間に限定する州憲法修正案「提案 8 号」が通過。同性婚が再び禁止されることになった。この「提案 8 号」を人権侵害であるとして州を提訴したのが二組の同性カップル。クリス&サンディとポール&ジェフ。愛とは、家族とは、人権とは……。彼らのかつてない闘いを 5 年以上に渡って撮影し続けた感動のドキュメンタリー。

⭐️http://marriageforall.jp/blog/20200422/

Radio Leaders

突然ですが、3/14(土)9時から、ラジオに出ます!

『結婚の自由をすべての人に訴訟』について、なぜ原告になったのかなどのお話しをしました。

ラジオの収録ははじめてのことだったので、とても緊張してカミカミだったのですが、もしお時間があったら、お聞きください!

FMラジオ番組「Radio Leaders」‪https://radio-l.jp‬
3/14(土)9:00~(FM世田谷のみ19:00~)

パーソナリティーは、吉井絵梨子さん。

ラジオって僕もあまり知らなかったのですが、今はスマホやパソコンから聞けるんですね。
JCBAhttps://www.jcbasimul.com/

たとえば、FMせたがや
3/14(土)の19時から聞けます。https://fmsetagaya.com/archives/3125

(アプリをダウンロードすればスマホでも聞けるみたいです)

立憲民主党と社民党でお話しをしました。


立憲民主党と社民党の政治家と、今回の訴訟について原告と弁護士がお話をする会が設けられた。

立憲民主党は、枝野さん、福山さん、辻本さん、西村さん、尾辻さん。社民党は、福島さん。原告は、僕と西川さんのふたり。西川さんは、共産党と立憲民主党。僕は立憲民主党と社民党。

もともと協力的な野党に話をしても、国の法律は変わらないとは思うのだけど、国会で話題に出るだけで、国民の関心も寄せられるかと思う。いつかは与党とお話しをしたいと思っているのだけど、今のところそれがなかなか難しいのだ。

僕の話の趣旨は、この訴訟は、『同性婚好き嫌いの問題』ではなく、『人権の問題』であるということ。地道に正確な知識を啓発することで、次のステップに繋がっていくことを願っている。

<以下は、スピーチの内容>

『結婚の自由をすべての人に訴訟:原告としてお伝えしたいこと』
2020/03/05 ただし

●自己紹介。
原告のただしです。
私は51歳で、16歳下のかつというパートナーがいます。
九州出身のかつは、私と一緒に暮らすために医療の仕事を辞めて東京に出てきました。

私たちの暮らしは、かつが洗濯や掃除をして私がごはんを作り、ふたりで一緒に朝ごはんを食べます。そして、毎朝手を振りながら私がかつを見送ります。早めに私が帰れる日は、私がごはんを作り、今日あった出来事を話しながらふたりで一緒に晩ごはんを食べます。

●母へのカミングアウト。
かつと訴訟に出ることを決めた後に、母とランチをしながら母にはじめて自分の口からカミングアウトをしました。

母の瞳には落胆の色が見え、自分を責めているようにも感じました。私がその時に、何よりもつらく悲しかったことは、母が私のことを、「かわいそうな子」「他の子より劣っている子」と思っているように感じたことでした。

でも、最後に思い知ったのは、ゲイであることを蔑んだり恥ずかしいと思っているのは、母ではなく自分だったということでした。

●幼少時代。
私は物心ついた頃から、好きになる人も興味の対象も、ずっと男性でした。そしてこのことは絶対に父や母や周りの人には知られないようにと幼心に決めて生きてきました。なぜなら、友達にいじめられたくなかったし、なによりも、自分の愛する父や母に、自分のことを嫌いになって欲しくなかったからです。

中学校でも高校でも、自分は病気なのではないか?いつかは女の子を好きになることができるのではないか?と死に物狂いでいろいろ試したのですが、結局それは変えることは出来ませんでした。

なぜならば、性的指向は病気ではなく、自らの意志や努力、他者の力によっても変えることのできないものだったのです。

学生の頃からいつも思っていたことは、自分は兄のように結婚はできないし、子どもも持つことはできない。このままずっと、生涯死ぬまでひとりで生きていかなければならないということでした。

●なぜ原告になったのか。
私がなぜ原告になったのかをお話ししますと、50歳の私には、国を相手に裁判で争うことよりも、このままかつとふたりでどこか海の見える田舎町でひっそりと生きていく方が楽だと思っていました。

でもある日、もしも私が物心ついた時から、男性同士が結婚できたのなら人生はどうだっただろう・・・?と想像してみたのです。

家族や親戚、会社の先輩や後輩、中学や高校の友人たち、みんなから笑って祝福される結婚式があっただろうし、ふたりで相談しながらマイホームを買う夢だってあっただろうし、もしかしたら子どもを持つことだってできたかもしれません。

そんな、男女のカップルであれば当たり前のことを、私たちは予め自分の人生にはないものとして生きてきたのです。

そう思ったら、これからの若い世代の人たちにとって、誰もが好きな人と結婚できるという当たり前の選択肢が、はじめからある社会であって欲しいと思いました。

●結婚によって叶うこと。
昨年から私の会社でも、同性パートナーとしての届け出が認められるようになり、結婚休暇、服喪休暇、家族看護休暇、育児休暇、介護休暇などが取れるようになりました。

しかし、万が一私が倒れてしまっても、かつは病院で医師と私の治療法を話し合うことはできないでしょう。16歳年上の私が先に亡くなったとしても、かつに遺産を遺してあげることもできません。

そんなことを想像するたびに、いつも自分たちが『二流市民』のように扱われているように感じています。

アメリカでは、結婚することによって得られる社会保障は、1500以上あるようですし、日本でも同じようにあるのだと思います。でも私たちは、そんな保証など何一つないものとして生きていかなければならないのです。

●同性で結婚ができないことは、『人権問題』。
今日、このお話を聞いてくださっている方の中には、もしかしたら正直、「同性愛なんて周りにいないし、気持ち悪い」と思っていらっしゃる方もいるかもしれません。ですが、どうか考えていただきたいのは、これは好き嫌いの問題ではなくて『人権』の問題だということです。

現在の日本では、同性愛の若者は、自己肯定感が得られず、いじめや差別を恐れて自傷行為や自殺を選ぶ人が、異性愛の若者に比べて約6倍も多いという報告があります。

これは、私たちの国が同性同士の結婚を認めていない。同性を好きな人たちを、劣った存在のように扱っていることが、直接原因として結びついているように思われます。

『世界がもし100人の村だったら』という本の中には、100人の村の中で11人が同性愛者であると書かれているのですが、同性を好きになる人は、この国でもあなたのすぐそばに必ずいます。

もしも、周りにいないと感じているならば、彼らがいじめや差別を恐れて、息を潜めて暮しているからです。

肌の白い人や黒い人、背の高い人や低い人がいるように、性的指向は、無理やり変えることのできないその人の属性であり個性の一つです。

その人の変えることの出来ない属性によって、いじめや差別を受ける。若者が命を落とす。その人の変えることの出来ない属性によって、自分の好きな人と結婚することができない。平等の権利が与えられない。他の人よりも劣った人間のように扱われる。

そういう時代はもう、私たちの世代で終わりにしたいのです。

●結婚は誰にでも平等の権利。
そもそも結婚とは、誰かに許しをもらうものでしょうか?
この国には、結婚ができる人と、結婚が許されない二流市民がいるのでしょうか?
好きな人と結婚ができるということは、人間として誰もが平等に持てる権利ではないでしょうか。

その人がたとえ同性を好きになろうとも、異性を好きになろうとも、誰もが等しく好きな人と結婚できる。そういう社会になれば、これから先の若い人も、自分自身をきちんと肯定することができるし、いじめや差別も少しずつ減っていくと思います。何よりも人生をもっと自由に大きく思い描くことができると思うのです。

そのためにもどうか、先生方のお力をお貸しください。

今日は誠に、ありがとうございました。

訴訟から1年経って。


昨年のバレンタインデーに『結婚の自由をすべての人に訴訟』が立ち上がってから、先月で1年が経過した。

東京の原告は、もともとゲイとビアンが3カップルずつ12人だったのが、様々な意見の相違などがあり結局残ったメンバーは、ゲイとビアン2カップルずつと、ビアン1人の9人になってしまった。

残った原告だけでも時々ちゃんと会って親睦を深めようという思いで、原告だけでランチをすることに。

少し早めに家を出て、いつものように新宿御苑を目指す。先週末もこの新宿御苑に来ていたのだけど、修善寺寒桜が今は満開で、多くの人がカメラで撮影をしていた。

今回の親睦会には、新たに訴訟に加わることになったFtMとその奥さんのカップルが顔合わせのために来てくれた。

ふたりは、これからはじまる国を相手取っての訴訟に、いったい何が起こるのかと、緊張しているようだった。

それは1年前の僕だって同じこと。国を相手に訴訟を起こす自分が原告になるなんて、考えたこともなかったのだから。

僕は、だいたいこの1年間で起きたことや、やらなければいけなかったこと、面倒くさかったことなど、思いつくままに話をした。

そして、僕たちもいるから、わからないことがあったらなんでも聞いてください。何も臆することはないよと言った。

1年を経過して思うことは、原告はそれぞれいろいろな経験をしているようで、中にはしんどい時期があった人もいたようだった。

9人に、新たに2人が加わった東京原告。

今年もひとつひとつの期日を、みんなで支え合いながら着実に乗り越えていきたい。

結婚の自由をすべての人に訴訟1周年記念。

今日は午後から原宿で、丁度昨年214日に日本全国ではじまった『結婚の自由をすべての人に訴訟』の1周年イベントが行われた。

クラウドファンディングなどで集まったお金の使途の説明があり、先日新しく片方がトランスジェンダーのカップルが訴訟に加わったこと、また、YOUTUBERの『わがしチャンネル』のカップルの話などがあり、原告である僕たちも一言ずつお話をさせていただいた。

僕が話したことは、先日サンフランシスコ で同性婚訴訟に関わったジョン&スチュアートの話にもあったように、アメリカでは結婚によって得られる社会保障は、1500を越えるということ。

僕たちはそれらの社会保障を、はじめからないものとして生きてきたのだけど、それはおかしいということ。

すべての人は平等であるはずだ。性的指向や性自認がどうであれ。

1日でも早く、すべての人が結婚したい人と結婚できる権利を勝ち取れることを願っているというお話をさせていただいた。

第4回期日。

今日は、第4回期日で裁判所に行った。

僕たちは、どのタイミングでどの原告が口火を切るか、裁判長の意表をつくか、予行演習までして裁判に臨んだのだ。

前回、意見陳述そのものに消極的だった裁判長に、いったい何が起こったのかわからないけど、急に別人になり変わったかのように今日は温和な態度になっていた。

弁護士が、意見陳述をさせていただきたいということを申し上げたら、次回はいいでしょうと、予想と違う態度の変わりように、僕もなんだか肩透かしをくらったようになった。

それでも、小野春さんと西川さんが意見陳述をさせてほしいと、直接裁判長に訴えた。

東京の裁判の判決が悪く、全国に先駆けて結果が出てしまったら、ほかの地方の裁判にも悪い影響を与えることになると、弁護士には聞いていた。

なんとしてもそれだけは避けたいのだ。

高等裁判所は、すぐに判決が出るようなので、ここは慎重に。慎重に。

原告会。

原告会が行われた。

2月3日は第4回期日で、裁判所に行く日なのだ。

今回、東京地裁の裁判長がどうやらこの裁判の結審に向けて収束しはじめているように感じており、焦った僕たちはなんらかの手立てはないかと知恵を出し合っている。

その中のひとつに、裁判長がもう原告の意見陳述など必要ないと感じているということがあり、我々の声に耳を傾けていただけないかと、原告自ら裁判所で声をあげようと言い出した。

第1回目の期日の後で、裁判長は小野春さんといくさんの意見陳述を、『狭雑物』と言い放ったのだった。

今回の裁判は、憲法の問題なので、ひとりひとりの意見陳述は必要ないというようなことを言ったのだ。

僕は第3回目の期日で意見陳述をしたわけだけれども、原告ひとりひとりの生きざまに、どうか耳を傾けていただきたいものだ。

Mr. GAY JAPAN に呼ばれて。

Mr. GAY JAPANのHP

『Mr. GAY JAPAN 2020』のファイナリストが6人決まったそうで、そのファイナリストに『結婚の自由をすべての人に訴訟』のお話をレクチャーして欲しいとの要望をいただき、弁護士とKと3人で、レクチャーとクイズをしてきた。
そもそも『Mr. GAY JAPAN』なるイベントがあることは知っていたのだけど、多くのミスコン同様、そのジャンルで一番を決めること自体、僕は疑問に思っている。
人間の魅力は多様であるため、同じものさしでは測ることはできないと思うからだ。
でも、今回、参加しようと思ったのは、もしかしたら彼らのアクションを通じて、僕たちでは届かなかった人たちにセクシュアルマイノリティに関する正確な知識が広まるかもしれないと思ったからだ。
なぜ同性婚に関する裁判が必要なのか。なぜ僕たちが原告として立ち上がったのか。そんな話をしながら、彼らにも自由に思ったことを話してもらう時間は、思った以上に有意義で、忙しい中、クイズを作って参加して本当によかったと思えたのだ。
このお話がきっかけで、今度は、ミス・グランドインターナショナルでの講義をしてくれというお誘いと、TOKYO FMでお話をしてくれというお誘いをいただいた。
一つの行動が、次の行動に繋がってゆくようだ。