さようなら。神社。

うちには小さな神棚があって、伊勢神宮や地元の神社のお札を飾って置いてあった。

でも、今年になってふと気づくと神棚がなくなっていた。

「Kちゃん、神棚どうしたの?」

「ああ、もうお札やお守りにお金払うのバカらしいからやめた」

「確かに、僕たちのことを認めてくれないのなら、こっちから願い下げだよね…」

僕は神社が好きで、旅行の時には近くの神社でお詣りすることを楽しみにしていたし、時々行く伊勢神宮では厳かな空気を心地よいと感じていた。

でも、神道政治連盟による文書が発覚してからはもう神社に興味がなくなってしまった。

もちろん、神道や神社に関わる人全てが神道政治連盟と同じ考えではないと思うのだけど、この団体と神社は密接に関わりがあるようなので、もう神社への愛情は醒めてしまった。

神道政治連盟埼玉県本部によって、2022年4月に県内各支部に送られた「埼玉県 性の多様性に係る理解増進に関する条例(仮称)の骨子案 問題点・疑問点(事務局作成)」との文書によると、

同性愛や両性愛について「生まれつき同性愛・両性愛である人はいなく、環境要因に基づくことが明らかになっている」と記載。

LGBTQについては「幼少期での虐待、性的虐待、家庭内暴力、両親の不仲、親の薬物依存、アルコール依存、思春期での同性愛行為など環境要因による精神疾患(統合失調症や双極性障害等)であることが明らかになりつつある」「行動療法や宗教などで『治癒』する」などと書かれており、科学的に全く誤ったことが書かれている。

なぜ世界で明らかにされてきた科学的な根拠を蔑ろにして全く間違った知識を信者に伝え続けているのだろうか?

高校も神道の学校だったし、一神教ではない神道を好ましく思って生きてきたのだけど、もう僕たちはそんな神社に別れを告げる時が来たことを知ったのだった。

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