スタッフ

今日は一日中スタジオにこもっていました。賞を取るための撮影だったので、この仕事そのもので利益を産むものでは無いのですが、なんの損得も考えずに必死にサポートしてくれるスタッフの姿に、頭が下がりました。
なんというか、高校の頃の文化祭の出し物をみんなで作っている感じでした。
僕の日々の暮らしは、様々な人に支えられながらあるのだと、改めて思い知らされた一日でした。
[写真 : 大晦日に買った水仙。玄関に置いていたのですが、未だに慎ましい香りを放っています]

七草粥

今日で松の内も終わりなので七草粥を食べようと思い、スーパーに駆け込んだのですが、売り切れ。それならば、紀伊國屋にはあるだろうと行ったら、やはり売り切れ。流石に七種類の野菜をすべて一束ずつ買うのも憚られ、今年は七草粥は諦めることに。頭の中は、すでにそれぞれの野菜のアクの強い味わいを思い浮かべていたのでショックでした。
日本には、二十四節気、七十二候あり、豊かな季節を感謝するとともに、人間の身体も季節に合わせるかのように様々な食材をいただき、味わって来ました。スーパーで売り切れている七草粥を思うと、まだまだこの国では、七草粥を作って食べている家庭があるのだなあと、温かい気持ちになりました。
[写真 : 今年の正月花。自然の色のコントラストは、何もしなくても完璧に思えます]

恋のロンドン狂騒曲

シートに埋もれて、ウディ・アレンの映画が始まる時の、あの幸福感はなんだろう…あの幸福感を味わうために、映画館に行くと言っても過言ではない。
今回は冒頭に、「人生は剣幕ばかりの空騒ぎ 意味など何ひとつない」というシェイクスピアの言葉を引用しているように、アンソニー・ホプキンス、ナオミ・ワッツ、アントニオ・バンデラスなど、豪華なキャストが繰り広げるそれぞれのドタバタ人生は、滑稽なようでありながら、知らないうちに誰かに肩入れしたり、罪悪感を共有したりしてしまう・・・。
77歳のウディ・アレンならではの、人生に対する深い洞察が込められた本作は、観客の人生観を試すかのような不思議な味わいを持って迫って来る。
先日、短い間公開されていたドキュメンタリー映画『 映画と恋とウディ・アレン』も合わせて観ると、作品それぞれに生きることや人生をテーマに描いて来たことが分かり、77歳で今も創作意欲溢れるウディ・アレンに敬意を表したくなるに違いない。

刻みうどん

今朝は、刻みうどんでした。
飲み過ぎた翌日は、温かいうどんか、にゅうめんが食べたくなります。
水1600mlに、昆布10㎝1枚、鰹節(あれば鯖節も)二掴み、塩一つまみ、薄口醤油90ml、味醂30mlを入れて、中火で沸騰したら5分煮て漉すだけで、澄んだ味のうどんの汁が取れます。
夜は、S太郎とK太郎と新宿でしゃぶしゃぶを食べながら新年会。
年末に火鍋を食べた時に、半分冗談で、シンガポールに行こうか!と話していたら、なんとそれが、現実化してゆくことに。
と言うことで、2013年の初旅行は、シンガポールに決定!

88歳のお母様

寒いので、手編みの手袋を。

Mカップルにいただいた誕生日のお祝い

今日は、親しい友人Mのお母さんが大阪から上京されたので、
久しぶりにMカップルと四人で食事をしました。
場所は、数ある外苑前のイタリアンの中で、
一番好きな「EMILIA」http://www.ciao-emilia.com/
お母さんは、88歳。
最近は、ご高齢ということもあり、週に何回かデイサービスに来てもらい、
身の回りの世話をしていただいているとのことでした。
昨年は、白内障の手術をされたり、散歩の途中で転んで左腕を折ったり、
日常の生活が更に大変な毎日だったようです。
お母さんは話すことがお好きで、植物の話、食べ物の話など
尽きることはありません。最近では、いかに様々なことに、
心から感謝が出来るかということばかり考えていらっしゃるようでした。
エミリアの料理も気に入っていただけたようで、お皿にパンをすりつけて、
美味しいと言ってワインを飲んでいらっしゃいました。
腕も治ったら、今度は台湾に遊びに行きましょう!と話して別れました。
また暖かくなって桜が咲く頃に、お元気なお顔を見せてくださいね。お母さん。

焙煎焙じ茶

京都で、久しぶりに「柳桜園」に行きました。
29日の土曜日に、
土曜日限定の「手炒り 焙煎焙じ茶」を買いました。
普段は、ここの「香悦」を飲んでいるのですが、
さらに贅沢にお茶を使っているこの焙煎焙じ茶は、
数量が取れないため、土曜日だけの限定販売ということ。
まだ昨夜のお酒が少し残る、朝の身体の隅々まで、
香り豊かな焙じ茶が染み入るようです。
さて、正月最後の日、
のんびりと家の周りを、散歩に出かけることにしましょう。

蕪の葉のペスト

お正月の料理にも、少し飽きてきたので、
お昼は、生ハムをつまみながら赤ワインを飲みました。
蕪の葉だけが冷蔵庫に残っていたので、
硬めに茹でて、松の実とほんの少しのニンニクに、
アンチョビ、そして、ケイパーをプラス。
攪拌しながらオリーブオイルは少しずつ足して、
ペストを作りました。
トロフィエと和えたら、
バジルとはまた違った大人っぽい味になりました。
仕上げにパルミジャーノを。
愛するイタリアに、
久しぶりに今年は帰れますように…

72歳の挑戦

朝から伊勢丹で、お寿司と福砂屋のカステラを買って、
子どものいない叔母の家に、年始の挨拶に行きました。
叔母は、一昨年に叔父を、
昨年に祖母(叔母の母親)を亡くしてから、
しばらく何もしない日々が続きましたが、
最近になって、パソコン、英会話、ボランティアなど、
少しずつ活動範囲を拡げています。
今日は、僕のiPhoneに興味津々で、
夕方二人でiPad miniを買いに行きました。
子どものように好奇心旺盛な叔母を見ていると、
好きであることとか、ワクワクする気持ちが、
その人の生命に力を与えているのがわかります。
72歳になっても、新しいことにチャレンジ出来たらいいなあと、
横にいる叔母を見ながら思いました。

あけまして ありがとう ございます

年末は、京都で過ごしたので、
大晦日に出汁を引き、食材を求め、
慌ただしい年の瀬でした。
今日は母の家に年始の挨拶に行き、
夕方に帰宅してから家でお雑煮を作りました。
紅白を意識して京人参と、蕪を。
鳥肉は、塩をして、焼いてから。
蒲鉾は、あまり好きではないので省きます。
今年一年、どんなワクワクすることに出会うのか楽しみです。

温かいプレゼント

昨夜、京都から帰って来たので、大晦日はバタバタと買い物をして、年越し蕎麦を食べるべく、S太郎と家のそばの「勢揃い坂 ぎん清 http://sobaginsei.com」へ。「ぎん清」は、日本酒を飲みながら、のんびりつまみをいただける穴場的蕎麦屋です。
その後、僕のホームバーである「Bridge http://bar-bridge.com/index2.html」へ行きました。しばらくすると、K太郎がやって来ました。
彼は今晩、僕がこの店に来ることを聞いていて、僕の誕生日祝いを持って来てくれました。綺麗なワインオープナーと、僕の敬愛する、ジョン・カサヴェテスの本。
僕が、最も愛する映画は、このジョン・カサヴェテス監督の「こわれゆく女」です。
当時この映画を作るためのお金の無かったカサヴェテスは、自宅を抵当に入れて半分の資金を。刑事コロンボのギャラからピーター・フォークがもう半分を捻出したと言います。
「ぼくらは愛がいかに困難かということについて、そして、正反対でありながら互いに尊敬し合っている二つの異なる家族出身の、文化的にまったく違う二人の人物のラヴ・ストーリーを作ることがいかに大変かについて語りあった。」(本文より抜粋)
彼がどんなことを考えながら、映画を作っていたのかが、彼自身の言葉で垣間見える本でした。
K太郎、いつもありがとう!