昼間にいきなり電話があった。
「あのー、犬連れなんだけど、2月に20泊くらいしたいんです。どこから予約したらいいですか?」
え?えええ?20泊???
半分信じられない気持ちで僕はいつもより丁寧に予約の手順をご案内した。
ただでさえ2月は閑散期と思ってたので、泣けるほどうれしいお客さんだ。
こんなことってあるんですね・・・。
神様愛しています。
外苑前→熱海→宮古島 年の差ゲイカップルの宮古島生活。
昼間にいきなり電話があった。
「あのー、犬連れなんだけど、2月に20泊くらいしたいんです。どこから予約したらいいですか?」
え?えええ?20泊???
半分信じられない気持ちで僕はいつもより丁寧に予約の手順をご案内した。
ただでさえ2月は閑散期と思ってたので、泣けるほどうれしいお客さんだ。
こんなことってあるんですね・・・。
神様愛しています。
10月10日は海の3歳の誕生日だった。
海が生まれてからもう3年も経ったのかと思うと親としては感慨深い。
この3年間で僕たちはどれだけ多くの愛情を海からもらっただろう。
ちょっと買い物から戻ってくるだけでも、なんでこんなに喜んでくれるのだろう?と思うくらい、尻尾が千切れんばかりに左右に降って歓待してくれる。
海の存在は、愛そのものだ。
海、お誕生日おめでとう。
これからもずっとずっと一緒だよ。
僕たちが戦っている「結婚の自由をすべての人に」訴訟、東京高裁において、意見陳述を10月31日にすることになった。
今まで裁判所で意見陳述は3回してきたけど、今回は一体何を話せばいいのだろう?
今までは、僕とKの暮らしのことや、どんな不平等があるのかという話が中心だった。
でも高裁ともなれば、僕たちの意見陳述によって裁判官の気持ちが動くというよりも、論理性が求められるような気がしている。
色々考えた挙句、地裁判決に関する疑問をぶつけてみようかと思ったのだ。
高裁の裁判官はとても頭のいい人で話も聞いてくれそうだったので、まずは率直な疑問や不思議に思う判決文について聞いてみることにしよう。
空はまだ3回目のワクチンが済んでいないので、
人混みや動物が色々いる場所は行かせないようにしているのだけど、
少しずつ人や犬にも合わせて慣れさせるいわゆる社会化をする時期。
でも、大型犬である海だけの散歩でも結構大変なのに、
空が加わったことで2頭づれの散歩はどうすれば良いだろうか。
僕たちは空を早くも海と一緒に散歩に連れて行くことにした。
空は散歩がよほど楽しいようで外に降りた途端興奮している。
それでいて少し臆病な性格もあり、一人で先に行ってしまうことはない。
先に行くと振り返って海を待っている感じ。
それはまるで、お兄ちゃんを気にして待っている妹のよう。
二人を一緒に歩かせると、案じていたのが杞憂出会ったように、
仲良く二人で歩き出した。
後ろから二人が楽しそうに歩く姿を見ながら、
なんて幸福なんだろうと思ったのだ。
空が家に来て2週間以上経つのだけど、トイレの訓練がうまくいかない。
ケージの外に3箇所くらいトイレシートを敷いているのだけど、
シートの上でおしっこやうんちをやってくれる確立がなかなか上がらず今でも7割くらいだろうか。
僕たちはいつか自然とトイレなんて出来るようになると寛大に思っていたけど、
さすがにこれはやばいかもしれないと思いはじめている。
海の時はもう思い出せないのだけど、割と早い段階でトイレは覚えてくれた気がする。
空はかなり奔放に育てているせいか、どこでトイレをしても構わないと思っているフシがある。
トイレを失敗したからといって、僕たちは怒らずにただただ黙って後片付けをするだけ。
犬はトイレを間違ってしてしまったとしても、
その後に怒ったところでなぜ人間が起こっているのか理解できないからだ。
海を育てた経験上、怒ってしつけるよりも、褒めて褒めているうちに身についてくることがわかったから。
空も、うまくできた時に褒めてあげながら、いつかできるようになればと気長に見ている。
誰に会ったわけでもなく、人混みに行ったわけでもないのに、
なぜか風邪のような症状が出て来たので葛根湯を飲んだ。
風邪の症状はKも同じで、喉が痛くなり身体がだるい感じ。
熱は37度くらいで身体のだるさが取れずに横になりたくなってしまう。
コロナだったらもっと違う症状だろうし、インフルエンザだと熱がもっと高いだろうし。
このまま家で治るまで安静にしていよう。
石垣島でお米が作られているのは知っていたけど、わざわざ買うことはなかった。
というのも、お米はやっぱり東北だよなあ・・・という考えがあったから。
それでも一度は沖縄の一番近い場所で作られたお米を食べてみようかと思い、買ってみた。
感想としては、さっぱりしているというか、もっちり感の少ないお米とでもいうか。
宮古島の気候の中ではこんな石垣島のさっぱりしたお米も合うのかもしれないと思えたのだ。
もちろん、炊いたお米自体のおいしさは東北のブランド米には叶わないのだけど、
食べ物って、食べる場所や気候によって味わいが違ってくるものだ。
宮古島ではお米は作られていないけど、石垣島のお米をカレーなどに合わせてもいいかもしれない。
僕たちが4年半以上かけて闘っている裁判「結婚の自由をすべての人に」訴訟、東京高裁2回目の期日が迫ってきた。
前回は、おのはるさんと小川さんが意見陳述をし、今回は僕と西川さんが意見陳述をする予定。
まさか自分の人生の中で、高裁で意見陳述をする日が来るなんて考えもしなかった。
原稿は今のところ12分くらいになってしまっているので、これを今から修正して7分半くらいにしなくてはならない。
今回の高裁に向けて、オンラインイベントがYouTube配信される予定で、僕も登壇する予定なのでぜひ見てください。
Kは心根のやさしい人だ。
僕が選んだだけある・・・。
空が来て10日以上すぎただろうか。
新しく子犬を迎えた時には、当分の間はなるべくケージ(囲いや檻)の中に入れておいて、時々外に出して遊んであげるくらいにしないといけないというのが、今の子犬の育て方と言われている。
子犬は一日の内20時間くらい眠るので、時々出しておしっこをさせて遊んであげて、10分くらいでまたケージに戻すということを繰り返しながら、おしっこのする場所を学ばせていく。
かわいいからと言って、はじめから外にばかり出して遊んでいると、してはいけないことを覚えることや自制心を育むこと、我慢することができなくなってしまう。
夜は空だけケージに入れて寝かせるのだけど、空はケージに入れた直後はギャンギャン鳴いて外に出してくれと叫ぶ。
それでもシカトをしていると、いずれ泣き止み、ふて寝をするようになる。
僕はそんな空を放っておいてベッドで寝てしまうのだけど、Kは空が寂しいだろうと思うのか、自分だけケージの横の畳の上にクッションとリネンを持ち出して寝るのだ。
見ていると、時々空を安心させようとして撫でたりしている。夜中には急に空が起き出して泣き叫ぶことがあるのだけど、そんな時もすぐにKが起きて空を外に出しておしっこやうんちをするのを見守って片付ける。
僕は寝ぼけてそれを遠くから見ている・・・。
そんなKを見ていると、本当にやさしい人だと思うのだ。
海と空の関係性が少しずつ変わってきたことはここにも書いた。
最初、海は空が近づいても逃げてしまって「僕には関係ありません・・・」というかんじだったのだけど、次第に干渉するようになり、今ではワンプロと呼ばれる犬同志の取っ組み合いをするようになった。
今では海は空の親戚のおじさんか親気取りのようだ。
空はまだ3ヶ月手前でワクチンを2回しか打っておらず、様々な菌が存在する外にはなるべく連れ出さないほうが良いとされている。
でも、犬の社会化と呼ばれる犬にとって社会の環境を知っていくにはこの3ヶ月までが肝だとも言われている。
僕たちは海の時もそうだったけど、なるべく抱っこしたり茂みや汚そうなところには行かないようにしながらも、空を海の散歩に一緒に連れ出すようにしている。
外に出て、空気を思う存分吸い込みながら歩く空は、新しい世界に胸を弾ませているのがわかる。
海と一緒に得意げになって先頭を先頭をと歩こうとする姿を見ていると笑ってしまうけど可愛らしいと思う。
海はそんな空を、今では家族の一員として見守っているのがわかる。
僕たちが何も教えなくても、犬ははじめからやさしく、他の動物に対しても大きな愛情を持って接することができる。
海と空を見ていると、愛そのもののように思える。