海と空の関係性が少しずつ変わってきたことはここにも書いた。
最初、海は空が近づいても逃げてしまって「僕には関係ありません・・・」というかんじだったのだけど、次第に干渉するようになり、今ではワンプロと呼ばれる犬同志の取っ組み合いをするようになった。
今では海は空の親戚のおじさんか親気取りのようだ。
空はまだ3ヶ月手前でワクチンを2回しか打っておらず、様々な菌が存在する外にはなるべく連れ出さないほうが良いとされている。
でも、犬の社会化と呼ばれる犬にとって社会の環境を知っていくにはこの3ヶ月までが肝だとも言われている。
僕たちは海の時もそうだったけど、なるべく抱っこしたり茂みや汚そうなところには行かないようにしながらも、空を海の散歩に一緒に連れ出すようにしている。
外に出て、空気を思う存分吸い込みながら歩く空は、新しい世界に胸を弾ませているのがわかる。
海と一緒に得意げになって先頭を先頭をと歩こうとする姿を見ていると笑ってしまうけど可愛らしいと思う。
海はそんな空を、今では家族の一員として見守っているのがわかる。
僕たちが何も教えなくても、犬ははじめからやさしく、他の動物に対しても大きな愛情を持って接することができる。
海と空を見ていると、愛そのもののように思える。