大分県のKの実家から、ニナ貝が届いた。
発布スチロールのボックスを開けると、ニナ貝とトコブシとテングサが山盛りに。
お父さんとお母さんが海に行って取って来てくれたんだろう。
テングサは、昨年頂いたものをところてんにしたらとても美味しかった。
でも、まだ使い切っていないので、こんなにあったらところてん屋さんでもできそうなくらい。
母の日と父の日には、こちらからささやかな贈り物をしている。
お父さんは僕のことを会話に出すことはないようだけど、いつの日か、会える日を楽しみにしている。
外苑前→熱海→宮古島 年の差ゲイカップルの宮古島生活。
大分県のKの実家から、ニナ貝が届いた。
発布スチロールのボックスを開けると、ニナ貝とトコブシとテングサが山盛りに。
お父さんとお母さんが海に行って取って来てくれたんだろう。
テングサは、昨年頂いたものをところてんにしたらとても美味しかった。
でも、まだ使い切っていないので、こんなにあったらところてん屋さんでもできそうなくらい。
母の日と父の日には、こちらからささやかな贈り物をしている。
お父さんは僕のことを会話に出すことはないようだけど、いつの日か、会える日を楽しみにしている。
先週まで3週間くらい、平日の間は海をドッグトレーナーさんに預かり訓練に出していた。
僕はこのところ東京にも行かず、家で仕事をしているので平日は昼間、ずっと一人で過ごしていた。
海のいない生活はとても静かで、時間が有り余るほどある。
スリッパを取られることもないし、ティッシュを取られることもない。
洗濯物も海にいたずらされないから余裕でたたむことができる。
外の庭に行くのも海を気にせず、自由に出られる。
椅子の下で寝てしまうので、気を遣って椅子から出られないこともないし、
料理をするのも、キッチンに来て海が「何作ってるの?」と覗き込むのもないし、洗い物をしている足元で寝ていることもない。
でも、人懐っこくどこでもついてくる海がいないことを、どこか寂しく感じていた。
海は言葉は何も喋れないのに、一緒にいるだけで僕に温もりと安心感を与えていてくれたのだ。
今、海が家に帰って来て、またスリッパを取られないようにとか、洗濯物を取られないようにとか、いちいち気にする毎日に戻ったのだけど、そんないたずら坊主の海がそばにいてくれることをとても幸せに思う。
海は、僕とKに神様が運んで来てくれた大切な贈り物なのだ。
昨日来た友人家族が、お土産を持って来てくれた。
宮崎のマンゴーは話しているうちに出し損ねてしまった・・・。
お母さんが作って持たしてくれたという鯖寿司を今日頂いたけど、とても美味しかった。ご飯の中に綺麗に生姜が入っていて、酸味も甘みも絶妙だった。
2歳半になる女の子が描いてくれた絵は、何が書かれているのかわからないけど、不思議と面白い。
数日前に急に、弟のような友人Fが、奥さんと子ども二人と熱海に花火を見に行くから、そのついでに昼ごろ寄りたいという連絡があった。
熱海にはなぜか突然友人たちがやってくることが多く、その時に同時に僕の顔を思い出すのか、突然行きたいという申し出を受けることがある。中には予定が合わず会えない人も何人かいた。
午前中は町内会の清掃が入っているので、大したものは用意できないけどということで簡単なイタリアンでもてなした。
子どもは、2歳半の女の子と7ヶ月くらいの男の子。二人とも個性があってとてもかわいい。
友人といっても、勝手に親戚のような気分になっているせいか、とても楽しい時間だった。
セクシュアルマイノリティで子どもを育てているカップルというのは、実はもうこの国にはたくさんいるのだけど、法律で守られていないのが現状。一日でも早く法律で守られることを願っている。
海はやっぱりゲストには喜んでしまうようでなかなか興奮が治らずクレートの中で待機してもらったのだけど、少しずつ人にも慣れていってほしい。
東京を離れた僕たちの生活を、やっぱりみんなどうやって暮らしているのか気になっているみたいで笑ってしまった。
3週間のトレーニングを終えて、海が家に帰って来た。
体重はやっと19.2kg。やっとと書いたのは、海の雄の兄弟犬がみんな海よりも大きいから。大きいのは25kgくらいあるのもいて、雄の中では海が一難軽いみたいだ。
スタンダードプードルの中ではもうすでに大きさは十分なのと、犬には個体差があるからそんなに気にする必要もないのだけど、親としては健やかに大きくなってほしいと思うものだ。
トレーニングの成果は、車の中での鳴きが減ったことと、外での興奮が少し弱まったこと。散歩が少し落ち着いて来たことだろうか。
一旦これで様子を見て、また必要であればトレーニングをお願いすることに。
海は他の犬とも仲良く遊んでいるみたいで、犬社会での社会化もずいぶん身につけてくれたようだ。
やっと帰って来た海を、何度も何度も抱きしめた。
僕の知る限り、熱海で一番美味しいイタリアン「テンポドーロ」のことは、先日ここに挙げた。
明日にはまた海が帰ってくるので、最後に外食をしようと、またしても「テンポドーロ」を訪れた。
大将はイケメンだけど、ノンケだろうなあという匂いがする。サービススタッフは女性でとても感じがいい。
お料理は日本ナイズされていないきちんとしたイタリアンでどれもとても美味しい。それに加えてコスパがいいのがありがたい。
イタリア料理を外で食べるたびに、大好きなイタリアを思い出す。
本当にもう10年以上行っていないので、コロナが落ち着いたら来年あたりにはヨーロッパに行きたいと思っている。
それまでにアジア人に対するヘイトクライムがなくなっていたらいいのだけど。
庭で、スズメバチを見かけるようになってしばらく経つ。
見ていると、大きな樹木の樹液に来ているようで、樹液に群がっている虫を食べているのか、樹液を吸っているようだ。
どうやら今の時期がスズメバチが巣を作り始める時期のようなので、僕は昼間、庭の軒先や家の裏を見回っては、巣を作り始めた形跡がないか調べて回っている。
僕は小さな時に原っぱを兄たちと歩いている時に、知らずに蜂の巣を踏んでしまい、大軍の蜂に囲まれて頭を刺されて高熱を出したことがある。
蜂に2回刺されると命に関わるようなので、注意しないといけないと思っているが、Kは極度にスズメバチを恐れていて、家に帰って来ても時々庭を見ては、スズメバチが来ていないか観察している。
田舎に住むことは、虫との戦いでもあるのですね。
どうやら今年の我が家のバラも、終わりを迎えようとしている。
最後に咲いているのは、「シャポー・ド・ナポレオン」と言うオールドローズで、萼の部分のヒダヒダがナポレオンの帽子に似ていることからその名前がつけられたようだ。
このバラはつるバラには分類されないようだけど、枝葉よく伸び、奔放に広がるので、少し大きなスペースがあったほうがいいかもしれない。
オールドローズらしい強く芳しい香りを、今年のバラの嗅ぎ納めかと思って、何度も何度も嗅いでいる。
大好きな『POSE』で最高なプレイと言うゲイ男性役を演じているビリー・ポーターが先日、自分がHIV陽性者であることをカミングアウトした。これは、多くのゲイやHIV陽性者を勇気付けたことと思う。
『POSE』の中でも、プレイは実際にHIV要請が判明してひどく落ち込んだり自分の中にあった偏見を見つけるのだけど、これは自分の経験を重ねていたと言うことだった。
ビリー・ポーターほどの有名人でも、HIVポジティヴであることを自分の母親に対して言うことができず、長い時間苦しんでいたと言う記事を読んで胸が熱くなった。
それは母親が老人ホームに入るような高齢だったため心配をかけたくないという気持ちと、自分自身がHIV陽性者であることを、どこか心の中で恥じていたと言うような内容だった。
「母は『こんな秘密を14年間も抱え続けていたの? もう二度とそんなことしないでちょうだい。私はあなたの母親なのよ。何があっても、あなたのことを愛しているに決まってる。確かに昔はどうしていいか分からなかったかもしれないけど。もう何十年も経ってるじゃない。今は違う』
母の愛は、大きかったのですね。
昨年のNY PRIDEに向けて作られた世界中のKINKY BOOTSのキャストが出ている映像は、何度見ても気持ちが温かくなる。三浦春馬さんも一瞬写っているのだけど、僕が一番驚いたのは、「このド派手なおばあさんかわいい。誰だろう?」と思ったら、シンディローパーだったこと。
シンディ・ローパーって、なぜか僕の中ではいつまでも「ハイスクールはダンステリア(変な邦題)」のままなんだけど、実際の年はもう67歳だったのだ。
数年前にトロントのパレードでKINY BOOTSのフロートの後ろに乗っていたのを、他の人は気づいていないのに僕が発見して「あ!シンディーローパーだ!」って日本語で叫んだら、笑顔で思いっきり手を振ってくれたのが懐かしい。