Raise You Up

大好きな『POSE』で最高なプレイと言うゲイ男性役を演じているビリー・ポーターが先日、自分がHIV陽性者であることをカミングアウトした。これは、多くのゲイやHIV陽性者を勇気付けたことと思う。

『POSE』の中でも、プレイは実際にHIV要請が判明してひどく落ち込んだり自分の中にあった偏見を見つけるのだけど、これは自分の経験を重ねていたと言うことだった。

ビリー・ポーターほどの有名人でも、HIVポジティヴであることを自分の母親に対して言うことができず、長い時間苦しんでいたと言う記事を読んで胸が熱くなった。

それは母親が老人ホームに入るような高齢だったため心配をかけたくないという気持ちと、自分自身がHIV陽性者であることを、どこか心の中で恥じていたと言うような内容だった。

「母は『こんな秘密を14年間も抱え続けていたの? もう二度とそんなことしないでちょうだい。私はあなたの母親なのよ。何があっても、あなたのことを愛しているに決まってる。確かに昔はどうしていいか分からなかったかもしれないけど。もう何十年も経ってるじゃない。今は違う』

母の愛は、大きかったのですね。

昨年のNY PRIDEに向けて作られた世界中のKINKY BOOTSのキャストが出ている映像は、何度見ても気持ちが温かくなる。三浦春馬さんも一瞬写っているのだけど、僕が一番驚いたのは、「このド派手なおばあさんかわいい。誰だろう?」と思ったら、シンディローパーだったこと。

シンディ・ローパーって、なぜか僕の中ではいつまでも「ハイスクールはダンステリア(変な邦題)」のままなんだけど、実際の年はもう67歳だったのだ。

数年前にトロントのパレードでKINY BOOTSのフロートの後ろに乗っていたのを、他の人は気づいていないのに僕が発見して「あ!シンディーローパーだ!」って日本語で叫んだら、笑顔で思いっきり手を振ってくれたのが懐かしい。

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