人生で後悔していること。

自分の人生で何か後悔していることはあるかな?と考えたら、あまり心当たりはなかったのだけど、唯一「子どもを育てたかった」と思った。

僕の若い頃は僕も含めてゲイの友人たちも、自分の未来のことはあまり楽観できずに、「一生ひとりきりで生きていかなくてはならないんだ・・・」と思っていたものだ。

男同士が結婚できるわけなどないと思っていたし、周りに男同士で長いパートナーシップを続けているロールモデルのようなカップルなどいなかったのだ。

80年代は世界中がそんな感じだったのだけど、でも今この時代に僕がゲイとして生まれていたら、もしかしたら人生はもっと違っていたように思える。

日本ではいまだに同性による結婚は認められていないけれども、世界中でゲイやビアン、トランスの親が子育てをしているのをネットで知ることができるから。

同性による結婚をこの国が認めてくれたら、これからの若い世代のセクシュアルマイノリティも、もっと自由に大きな未来が思い描けるに違いない。

そのためにどんなことがあっても、僕に残された一仕事をなんとかやり遂げたいと思っている。

空飛ぶ不思議な生きもの。

夜に寝室に向かおうとしたら、目の前に不思議な妖精のような生き物が宙に浮いているように飛んでいた。

その虫は縦に長く、おまけに2匹が交尾しているように長細区ハミングバードのように浮いていた。

今までの人生で見たことも聞いたこともない不思議な飛び方で、僕に何かを告げにきたように、人っところに止まっているように飛びながら浮かんでいたのだ。

その不思議な虫を見ながら、人生の大きな選択を自分の心の中で確かめたのだった。

若い刑事。

ネット詐欺の件で、熱海警察署に行き警察官と打ち合わせをすることになった。

実際の詐欺サイトなどを送ろうとしても、警察にはメールなどは送れないことになっているようで、僕のスマホを持っていき見せながら話すことになった。

電話に出ていた刑事は声が渋かったので、きっと太ったおじさんだろうと思って待っていると、若くて日に焼けた30代はじめくらいの刑事さんが出てきた。

一緒に取調室に入っていき、「カツ丼お願いします」と僕が言うとゲラゲラ笑っていた。

詐欺にあったお金は戻ってこないのに、僕は話している間中ルンルンで「警察に届け出てよかったなあ・・・」などと思っていた。

家に帰ってからKに今日の刑事さんの話を何気なくすると、「その刑事さんカッコ良かったんでしょう?」とすぐに聞き返してきた。

東京で暮らしている時は、電車に乗っていても街を歩いていても、時々タイプの男を見つけると目で追ったりしていたのだけど、熱海に住んだらそんなことは一度もなく、犬を目で追うくらい。

「日頃熱海では若い人がいないから、たまには目の保養になってよかったよ」と二人で笑ったのだ。

ネット詐欺。

先日、海のドッグフードをネットでどこか安いところはないかと探していたら、他よりも安いサイトがあったのでポチッと買い物をした。

サイトはよく出来ていて、商品の説明もきちんとされていたし、ドッグフードに関する問い合わせも熊本のペットショップの電話番号がはっきりと書いてあった。

僕はいつもならばカードで買い物をするのだけど、この時に他の振り込みもあったので、珍しく振り込みにした。

後日、メールが送られてきて、個人名義に振り込み先が指定されてあり、そこに振り込んだのだ。

すぐに、商品が用意でき次第発送するとのメールが来て、数日待っていたのだけど音沙汰がなく、熊本のお店に電話をすると、僕の名前の注文はなく、他のサイトでは商品販売をしていないとのこと。「警察に相談したほうがいいかもしれませんね」と言われ、ネット詐欺に引っ掛かったと思ったのだ。

その後も何もメールがこないので、結局警察に電話をして相談したが、もちろん警察もどうすることもできず、お金が返金される望みは無くなった。

今はなんでもネットで購入できる時代。でも、Amazonや楽天など大手以外のサイトから商品を買うのはこうしたリスクが付きまとうようだ。

個人の振り込み先には絶対に振り込まないほうが良いし、出来るだけカードで購入したほうが安全。でも、カード会社も支払いを済ませた後は、長期の捜査に入るけど戻ってこないことが多いようだ。

何千円くらいの、比較的泣き寝入りしやすい価格帯の商品が多いようなので、これからはもっと気をつけようと思う。

かぼちゃの煮物。

若い頃から甘いものをあまり食べない僕が、この頃よく作るのが「かぼちゃの煮物」。

Kが甘いものが好きだから作っているうちに、歳を取ったからかこういった甘い煮物も食べられるようになった。

かぼちゃは気をつけないと硬いから切る時に危ないのが面倒だけど、切ってしまえばものの15分くらいで出来上がる。

<かぼちゃの煮物の作り方>

1.1/4のかぼちゃを食べやすい大きさに切って鍋に入れる。

2.お水をかぼちゃの1/3くらい入れる。

3.蓋をして10分間煮る。最初は中火で、沸騰したら弱火で。

4.10分したら一旦火を切ってカボチャを見てみて、綺麗な半透明になっていたら上から砂糖を大匙2かぼちゃに均等に振りかける。その上から薄口醤油を大匙2杯かぼちゃに均等に振りかける。

5.蓋をして1分煮たらそのまま冷まして完成。

本人尋問に向けた合宿。

10月11日((月)に行われる「結婚の自由をすべての人に」訴訟の裁判期日のために、本人尋問の合宿が行われた。

合宿といっても、オンラインでの打ち合わせだったのだけど、朝の9時50分から夜の18時半までみっちりとパソコンの前で過ごした。

僕たち原告の本人尋問は、7名がそれぞれ20分間くらいで行う予定で、その後に被告側からの反対尋問を想定して答えると言うもの。

予め弁護士からの質問は大体頭の中に入ってはいるものの、本番ではかみなどを見ることは出来ず、素の状態で質問に答えなければならない。

これがなかなか難しくて、生い立ちからはじまって半生をいろいろな角度から質問されることになる。

終わった時点で僕もかつもくたくただったけど、弁護士さんたちの並々ならぬ協力のおかげで、とてもいいチームになっていると思う。

全く報酬もなく弁護を引き受けてくださっている弁護団の方々に、心から感謝している。

ピアソン選手の言葉。

東京2020パラリンピックにイギリス馬術代表として出場するリー・ピアソン選手のスピーチが素晴らしかったのでリンクを貼っておく。

https://front-row.jp/_ct/17476775

「どんな形であれ、愛が勝たなければならないと思います。もし、あなたが障害を持って生まれてきたとしても、障害を持った子供を持っていても、同性に惹かれて生まれてきたとしても、娘がカミングアウトしても、息子がカミングアウトしても、ただ彼らを愛せばいいのです。

人と違うことをしたいと思う人はいませんが、違う人を受け入れなければなりません。それが社会であり、世界なのですから。違う人々はどこにも行きません。違法にしたって、最低な気持ちにさせたって、世界のどこかで、また別のゲイの男の子や女の子が生まれてくる。世界のどこかで、手足のない人が生まれてくる。私の言っていることが分かりますか?

人生は続いていくものだし、今の時代に100年遅れの石器時代のままの国があるのは愚かなことです」

日本の政治家は、ピアソン選手の言葉にぜひ耳を傾けて欲しいものだ。

ごろーん。

海には、あまり芸は教えていないのだけど、一つだけ必殺技がある。

それが、「ごろーん」。

「ごろーん」と言うと、海は伏せてから寝っ転がってお腹を見せてなぜか顔を手で可愛く自分で撫でるのだ。

この「ごろーん」は、お腹周りを触れるようにと思って教えたのだけど、思いの外可愛くて、大抵人に見せると「可愛い!!!」と絶叫される。

海は人が喜ぶのをわかっているようで何度も顔を撫でるので、ちょっとあざとい犬だと思って笑って見ている。

芙蓉の花。

海の散歩をしていると、至るところで芙蓉の花が咲いている。

ピンクが多いけど、時々白も見かける芙蓉の花は、そのたおやかな花びらと清々しい色合いで盛夏の終わりを告げるようにどこかほっとさせてくれる。

芙蓉と間違われやすい花に木槿(ムクゲ)があるけど、こちらはもう少し葉っぱが小さくて花がハイビスカスに似ている。そして、韓国の国花でもあるようだ。

どれも一日で萎んでしまうなんて、神様の魔法みたい。