石垣島の秘密の海岸。

海岸の入り口

秘密の海岸

透明度の高い海

石垣島にも有名なビーチや海岸はあって、『米原海岸』、『底地ビーチ』、『フサキビーチ』が有名なのだけど、他の離島に行ってしまうと、今ひとつ石垣島の海岸は海の美しさに欠けるような気がしていた。ところがどっこい、今回はじめて感動的に美しい海岸を見つけてしまった!
海へ降りる場所がなかなかわからないし、観光ガイドや地図にもきちんと載っていないのでとてもわかりにくいのだけど、薮の道を抜けて降りて行くと、驚くほどの美しい海が広がっていた。
他にほとんど人影もいないような海岸なので、Kとふたり子どものように海に走って行ったら、海は限りなく透明でずーっと向こうまで透き通って見えて、いるわいるわ、魚が沢山泳いでいるのだ。
あまりの海の美しさと魚と綺麗なサンゴに魅せられて、僕たちはしばし時間を忘れて海に入っていたと思う。
海の音以外音は聞こえてこなくて、真っ青な空にはぽっかり雲が浮いていて、山の方をふと見上げると、山の上の方に海を眺められるような場所に建物がひとつぽつんとあったのだ。それを見て僕が・・・
僕「Kちゃん、ここでマンマミーアして暮らそうか・・・」
K「ただしくん、どうしたの? この海が気に入ったの?」
僕「うん。なんか、はじめて東京以外に住んでもいいかもと思ったよ。」
そんな会話をしながら、Kもまんざらではなさそうにしていた。
東京に帰る前にもう一度海に入ろうと思い、サンゴ礁が重なる隙間から深い青い海が広がっている辺りまで行ってみた。そこはびっくりするくらい多様な魚が棲んでいて、僕たちの周りで群れて泳いでいた。
のんびりと泳いでいるとKが急に声をあげた。「ただしくん!こっち!」
Kの指差す方を急いで見ると、そこには1.5メートルくらいだろうか、子どものマンタが泳いでこちらにやってきたのだった。
マンタには、コバンザメが数匹ついているのが見えて、僕たちの3メートルくらい先まで来ては、僕たちの様子を伺っていた。その姿はまるで、宇宙に浮いているUFOのように見えた。
僕たちは声も出なくて、マンタが僕たちの周りをゆっくりと周りはじめる様子を見ながら、向きを変えてマンタを追いかけた。
マンタは、まるで海に棲む神さまのように威厳があって、僕たちにお許しを与えるかのように、僕たちの周りを1周ちょっと回ると、またゆっくりと深く青い深海の方へ泳ぎ去って行った。
その時に思ったのだ。石垣島の神様が、僕たちを歓迎してくれているのだと。
空はどこまでも真っ青で、海は驚くほど澄んでいて、山を見上げるとひとつだけ家が見えて、僕に「早くここに来て、『マンマミーア』をしなさい」と言っているようだった。笑
⭐️石垣島に行ってこの美しい海岸を訪れたい方は、個人的にメールをいただけたら場所をわかりやすくお教えいたします。
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