Polpette

CUCINA AZZURRA(キッチン青)というイタリア語の名前をつけたからには、イタリア料理があるものと思う人がいるのは当然ではないか。イタリア語の名前なのに豚丼とかばかりなのはちょっと変な気がしなくもない。

イタリア料理の持ち帰りというのが意外と難しいのはわかっていた。イタリアの駅などでは日本のようなお弁当はないし、あってもせいぜいパニーニかスナックくらい。パニーニは美味しいけど宮古島でパニーニを食べる感じがあまり浮かばない。(サンドイッチは有りだと思うのでいずれサンドイッチは作るつもり)

ボロネーゼがいいと思うけど、冷めてしまったロングパスタはどうにも美味しくない。デパ地下によくあるサラダのようなショートパスタも好きではないし、冷製か常温のショートパスタならあるかもしれないけど今の時期ではないな・・・プッタネスカやアラビアータは宮古島には合う気がするけど冷製だとどうなんだろう?

色々と思考錯誤を重ねたある日のこと、「あ、ポルペッテがいいかも!」と天からのお告げのように閃いた。ポルペッテとは肉団子のこと。ポルペッティと言えば小さな肉団子、ポルペッティーナ、ポルペットーネ、形状によって色々な言い方がある。

普通はそれだけで食べることが多いようだけど、「カリオストロの城」ではスパゲッティで食べていたという(全然記憶にないのだけど)

そこで、うちはポルペッテをショートパスタで出すのがいいと直感的に思った。ショートパスタならば伸びもほとんどないし茹で置きにも耐えられるし合える時に戻すことができるかもしれない。

それからAZZURRAならではのポルペッテを作るべくさまざまなレシピを参考に試作を重ねた結果、パルミッジャーノを少し入れたポルペッテが完成した。ソフリットを入れるかどうか迷ったところだけど、トマトソースに入れることにした。

Kと2人で食べながら、「美味しいね。うまくいきそうだね」と確信に変わったのだった。

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