クリスマスの日、玄関のベルが鳴ったので出てみるとEさんがいた。
Eさんは、74歳の女性で東京から随分昔に移住して来た。
「前の夫が亡くなった時に、自分の好きな沖縄の海に骨を撒いてくれって言われてたから、宮古島に骨を撒きに来たの」
その後宮古島に移住したEさんは74歳とは思えないほど陽に焼けてとても元気に見える。
Eさんはご自分で作ったというケーキを持っていて僕たちにクリスマスにプレゼントしてくれた。
時々うちに上がって海や空をかわいがってくれるEさんは、僕たちのことを遠くから気にかけてくれているのがわかる。
宮古島に移住する時に知り合いはほとんどいなかったのだけど、今はこうして少しずつ知り合いが増えて色々な人と繋がりはじめている。
ありがたいな。