宿をはじめて思うこと。

2月末にVILLA AZZURRAをオープンしてから、お陰様で2ヶ月が過ぎた。

OTAの掲載がなかなか出来なくて遅れてしまったり、掲載したものの未だにゼロコメントなのでなかなか予約は入りづらい状況だけど、4月半ばからゴールデンウィークまでは、ありがたいことにお客さんが入ってくれた。

これは宿泊に訪れてくれた友人たちや、HPを見て応援してくださった方々のお陰でもある。本当にありがとうございました。

ゴールデンウィークはほぼ1週間くらいずっと宿泊客がいらっしゃったので、当然ながら僕たちのお休みはなく、少し前に東京に行っていた僕は体調が悪く思うように身体も動かない日もあった。

それでも、朝食後などにお客さんとさまざまなお話をすると、色々な発見や喜びがあり、つくづく宿をはじめてよかったと思える瞬間が何度かあった。

新しいお客さんがチェックインする時は、今回はどんなお客さんなんだろう?お名前と年齢とお住まいの住所で勝手に色々頭の中で思い巡らせてみる。

でも実際にお客さんに会ってお話ししてみると、当たり前だけど想像とは違っていて、よりリアルにその人の毎日や生き方、人生などが感じられるものだ。

僕が宿をはじめたいと思いはじめたのは、イタリアのプーリア州にあるオストゥーニという白い家々の町の外れにあるアグリツーリズモ「Masseria Il Frantoio」という宿に24年くらい前に泊まったのがきっかけだと思う。

アグリツーリズモは、イタリアの古いお城や館に対して国がある程度補助金を出して宿泊施設に改築した宿のこと。多くはとても広い敷地を有しており、畑や牧畜などをしながら自分のところで採れた野菜やオリーブオイルなどを使った食事を半分自分の母屋を共有しつつお客さんに提供している宿。

その時はあまりハッキリと感じられなかったけど、いつかそんな宿をやってみたいと心の中で思っていたのだ。

VILLA AZZURRAは、まだまだ思っていることの半分も実現出来ていないのだけど、これから少しずつお客さんがもっと楽しんでくれるような他にはない宿になっていけたらと考えている。

これからも、どんなお客さんとお話し出来るのか、とてもワクワクしている。

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