アダン

アダンの木は宮古島の至る所にあって、その葉先の鋭い棘に気をつけながら海を連れて散歩をしている。

この時期アダンは実をつけていて逞しい野生の力を感じる。

アダンの葉には棘があるのだけど、乾燥させてかごや帽子などさまざまな生活の中の民芸品として使われていたようだ。

夕暮れの海辺で風に吹かれているアダンを見るといつも、学生の頃に見た田中一村の絵を思い出す。

学生のころに見ていた絵の風景の中で僕は今暮らしているのだ。

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