今日だけ何も特に用事を入れていなかったので、東京に来たついでに千葉の母の家を訪れた。
母は駅からまで車で迎えに来てくれて、家に着くとお父さんが出てきた。
母はいつものように唐揚げやグラタンを作って待っていてくれた。
父も母も宮古島での生活が気になるのか質問ばかりしてくる。
「お客さんは入っているの?誰も泊まりに来ていないんじゃないの?」
僕は僕で母や父の身体のことが心配で色々聞いてみる。
85歳の父と81歳の母は僕が思っている以上に体力も落ちてきているのがわかる。
こうして久しぶりに母に会うと、年をとって小さくなってきているのがわかる。
この年になっても親孝行らしいことなんて何もできないまま、いまだに親に心配をかけているのだ。
健康でいつまでも長生きしてほしいと思いながら、大きく手を振って千葉の家を後にした。