Kの急な帰郷。

昨夜ご飯を食べた後日付が越える頃に急にKが言うのだ。

K「お父さん、月曜日に手術になったみたい」

僕「え?なにそれ?どこの?」

K「前に入院した腎臓の」

僕「なんで急に決まったの?」

K「お母さんがさっき知らせてきた」

僕「今から飛行機探すから明日の便で帰らないと…」

K「明日の便なんて高いからいいよ。大丈夫」

僕はJALとANAを見てすぐにANAのチケットを手配した。

Kは飛行機代のことや、開業して間もない我々の宿のことを心配して行きたがらなかったのだけど、僕が半ば無理矢理行かせることに決めた。

腎臓の手術をするのに、お父さんもお母さんも不安でいっぱいに違いない。Kがそばについていてあげることができれば、少しでもその不安に寄り添い近くで支えてあげられるからだ。

先ほど海と一緒に空港までKを送りに行った。

手を振るKを見ながら、手術が無事に終わるように願ったのだった。

“Kの急な帰郷。” への10件の返信

  1. はじめまして。

    大切な人を心配する気持ちの連鎖ですね。
    Kさんはご両親を心配し、そのKさんをTADASHIさんが更に心配する。
    その心の不安感は、他人の私にも痛い程分かります。
    (私も大切な人々の事を思うと毎日毎日、いつもいつも心配です)

    Kさんのお父様が元気になられますように!

    そして今、島に一人残り願っているTADASHIさんも、自分自身の心労にはお気をつけて。
    環境の変化は良し悪しに関わらず、思いの外大きなストレスになります。
    自覚はなくとも心身に疲労が溜まっているかも知れません。

    遠いですが、本州よりお二人を応援しております。

    1. 1990 3さん
      やさしいコメントありがとうございます。
      僕にも疲れが溜まっているのかもしれませんね…
      Kとは今では四六時中一緒なので、時々Kはストレスも溜まってイライラするようなこともありますが、僕は2人でいるのが今では当たり前になっています。
      今回のように突然一人になると寂しささえ感じます。
      そして、改めて家族のありがたみに気づかされます。
      今は海と太陽が一緒なので、2人と遊びつつ、僕も日常の雑務から解放されてのんびりと過ごそうと思っています。
      ありがとうございます!

  2. 同居開始時はイライラすることもあるでしょうね。
    うちはもう20数年同居組ですが、
    お互いに馴染まないところは全く馴染まず今もそのまま、イライラは日常茶飯事です(笑) 今日も昨日も、ちょっと反省…

    一対一の人間関係はお互い真正面同士。
    私の場合、相手の負の面は実際よりもやや拡大解釈してしまいがちです。

    海ちゃん太陽君の大らかな存在はありがたいですね。

    Kさんの親御さんの手術、無事に終えられたようで良かったです!

    私の家とは何から何まで正反対なTADASHIさんKさんの生活、読んでいてとても面白いです。
    (実はほんのつい数日前にこちらブログを偶然発見、殆どの過去記事は今から拝読予定です。)
    ちょっとした映画を見るような、小説を読むような、そんな感覚で楽しませて頂きます。

    ありがとうございました。

    1. 1990 3 さん
      コメントありがとうございます。
      20数年のベテランカップルなんですね!すごい!
      僕たちは今11年目で一緒に暮らして6年になります。
      昔は僕もKもそれぞれ会社に勤めていたので朝と晩と週末がいつしようでしたが、ここ一年以上は朝も昼も夜もずっと一緒でおまけに仕事も一緒なので色々と自分のやり方と違うことにストレスを感じることもあるのかなと思います。
      このささやかなブログは長く続けていますが、いまだに読んでくださる方がいると思うと信じられないです。
      僕たちカップルと正反対と書かれていた1990 3さんのカップルはどんな感じなのだろう?と思いました。
      また機会があったらお話をお知らせください。

  3. TADASHIさん

    連日のコメント投稿、失礼致します。

    ずっと一緒だと、いくら仲の良い家族でもストレスは溜まってしまうかも知れませんね。
    私の場合は、生活を部分的に相手の生活とずらすようにしました。
    例えば私が一人で集中してやりたい運動なんかは、相手が寝静まった後に、という風に。
    それによって翌日の朝食の時間は別々になるけど、それ以外の食事は出来るだけ一緒に、という感じです。
    (そもそも朝食だけは食べたいものが全然違うので丁度良い)

    TADASHIさん家とうちが正反対というのは年齢的にもそうですね。
    僕はTADASHIさんと同年齢、相手は19歳上。
    総じてTADASHIさん達のライフスタイルはお洒落で能動的、うちは基本的に24年間不動、という感じでしょうか。

    挙げればきりがないのですが、どの記事を読んでもそう思います。
    それだけに新鮮で興味深いです。
    まだ2014年分までしか読み進めてないので、その後も楽しみです。
    ありがとうございました。

    1. 1990 3 さん
      コメントありがとうございます。
      確かに、ほんの少し時間をずらしたり一人の時間を作れたらまた違った感じになるのかもしれませんね。
      今は宿な立ち上げや何やかやでとにかく一緒にいるのですが、少し流れが出来てきたら一人の時間も作れるようになるかなと思います。
      24年間不動というのはホントにすごいですね。きっとお二人の関係を続けていくためのお互いの努力は相当なものだったと思いました。
      19歳年上のパートナーがいらっしゃるとのこと、素晴らしいですね!僕も昔6歳年上の人と付き合っていましたが、10年間関係が続いたのちに別れ、その後16歳したのKと付き合うことになりました。年上と付き合っていく楽しさも、年下と付き合っていく喜びもわかります。でも、24年間も長く続いたことがないので、長い関係を続けていらっしゃるカップルのことをとても尊敬します。
      僕たちも気づいたら24年経ってたね…となれるように、大切に過ごしていきたいと思います。

  4. あ…同年齢ではないですね。
    TADASHIさんが僕より確か2学年か3学年分年上だったような気がします。
    失礼しました!

    1. 僕は今54歳ですが、年末に55歳になります。
      なんだか他の人の年のようで、自分の年齢だとはなかなか実感出来ません。
      でも、50代は50代でとても楽しいですね。体力が落ちてきていたり、無理が効かなくなったりはありますが、まだまだ人生食べたり飲んだり、旅行をしたりこれからもっともっと楽しみたいと思っています。
      50代、お互いに楽しみましょう!

  5. Tadashiさん

    そうですね。50代を楽しみましょう!

    以前の私のコメント内容、ちょっと訂正しますね。
    Tadashiさん達は、「お洒落」「活動(能動)的」というイメージ、自分達の場合は「不動」(…というと威厳を感じてしまう言い回し)というよりも単に「腰が重い」でした。
    失礼しました。

    TadashiさんとN(M)さんについての投稿を読むと、本当に心を締め付けられる思いです。
    (僕にも90年代のことですが重なる想い出があります。とても大きな影響を与えてくれた既婚者の方でした。僕の場合は、その後その方がいつ?どのような状況で亡くなったのか?お墓は何処にあるのか?すら分かりません。この先もその方の城に決して近づかないことだけが、この先彼に唯一してあげられる事だと思っています。写真を一枚だけでも残しておけば良かったと後悔しています。)

    50代を楽しむために、桃色の桜(僕達はボンボリ桜と呼んでいる)が綺麗な今月中に、新宿御苑にピクニックに出かけようと思います。
    その際はTadashi さん御用達の伊勢丹で美味しいものを調達です。
    (僕達も毎年、春から夏にかけて何回も新宿御苑で花見やピクニックをしていました)
    先月末も行きましたが曇り空でしたので、次は晴れている日に行きたいです。

    これからの投稿も楽しみに時々覗かせて頂きますね。
    Kさんともどもくれぐれも心身に気を付けて。
    お互いに「これとこれは譲らないからよろしく」という部分があったら先々「楽」と思います。

    ありがとうございました。

    1. 1990 3さん
      コメント遅くなり申し訳ございません。
      19903さんも、お若い時に既婚者の方と恋愛されたんですね。

      僕はもうNに会うことはできなくなってしまいましたが、今となっては彼と過ごした10年間は宝物のように思っています。

      新宿御苑の八重桜、たくさん種類があって美しいですよね。僕もKとよく新宿御苑に八重桜を見に行きました。

      僕とKは仲良くやっている方だと思います。Kはストレスが溜まると、溜まりすぎないように適度に吐き出してくれるので、その度にああ、良かったと胸を撫で下ろします。

      東京はきっと爽やかなGWですね。
      宮古島はGWが終わる頃早くも梅雨を迎えます。

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