公正証書

海を美容室に預けて、太陽は病院に預けて、午前中の便で那覇に飛んだ。

以前から進めていた公正証書の取得のために、空港からレンタカーを借りて那覇公証センターに向かう。

マンションの一室にある公証センターの中に通されて一通りの手順を聞く。やがて証人の2人が到着して挨拶が交わされた。

証人には今回の僕の遺言の文章を確認してもらう。

その後、行政書士が部屋に入ってきて僕に幾つか質問をする。「あなたはこれから何をなさりたいのですか?」

「自分のパートナーに遺産を相続させるために公正証書を作りたいのです」

そんなやりとりがあった後、承認に確認が入り、承認が頷くと印鑑を押す作業がはじまる。

僕の印鑑と証人2人の印鑑、その後行政書士は外に出て行き終了。少し時間が経ったのちに公正証書をいただいた。

これによって、僕に万が一のことがあった時にKに遺産を相続刺せることができるようになったのだ。

それにしてもこの手続きの面倒くささとお金をかけて公正証書を作らなければ今の日本ではお互いを守ることができないことを考えるとつくづく腹が立つのだ。

僕たちは明らかな差別の中でヲレを当たり前のように受け入れながら暮らしている。

こんな不平等、絶対に何とかしなければと固く心に誓ったのだった。

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