このところ、新聞社3社、テレビ局1社の取材を立て続けに受けている。
先日TBSの取材を受けた際に、「結婚によってどんな利益が得られるのでしょうか?また、今はどんな不利益があるのでしょうか?」と聞かれた。
僕は、わかりやすく具体的な不利益をあげた。
◯パートナーが倒れたり意識がなくなった時に病院や医師が家族と認めてもらえる。
◯遺産を遺すことが出来る。
◯税金の控除。
◯2人で子どもを育てている場合に相手の子どもであっても親権が持てる。
◯外国人パートナーでも在留資格が持てる。
でも、よくよく考えてみたら僕たちが望む婚姻によってもたらされるものはこれらだけではないのだ。
それは、パートナーとの関係性が国や社会に承認されることによって、まずは個人の尊厳が守られるということ。
そして、2人の関係が国や社会に認められることによって、法に守られながら、周囲に認められながら、ふたりで安心して人生を生きていくことが出来るということ。
結婚によって得られる具体的な社会保障にしたら1500以上あるとも言われているけど、何よりも個人の尊厳と社会でふたりの関係が認められることによる絶対的な安心感が大きなものだと改めて気づかされたことだった。