ペンキを塗る毎日。

家の修復のためにKとふたり、ペンキを塗りはじめて3ヶ月以上経った。

夏の暑い盛りの時はあまりにも汗だくになりながら遅々として進まず、台風の週末前後は何日も出来ず、思った以上に時間がかかる大変な作業だと痛感している。

ペンキを塗る範囲を決めたら、まずは高圧洗浄機で丁寧に洗う。翌日に洗浄が乾いたら、今度はテープやビニールシートを使って養生をする。

次の日はシーラーを塗っていく作業。

翌日シーラーが乾いたらやっと1回目のペンキを塗る。細部まで細かく丁寧に。

ペンキが乾いたら、ようやく仕上げの2回目のペンキを塗る。

ペンキを塗る作業は段取りがとても重要になってくる。ペンキをつけたくないところ(窓ガラスやアルミサッシやエアコンの室外機)はよくよく丁寧に養生をしておかないと後で作業が増えることになる。

それでも2回目のペンキを塗り終えて養生テープを外す時、「なんて綺麗なんだろう?!」と心の底からうれしくなるのだ。

人生で家のペンキ塗りをするなんて思いもしなかったけど、今ではこの手間のかかる作業をKとふたり心の底から楽しんでいる。

海は2歳に。

10月10日は、海の2歳の誕生日。
大型犬はだいたい2歳で成犬になると言われているので、海もようやく大人になってきたのだろう。

ヨーグルトを中心にさつまいもや柿を使って、今年もKが海の誕生日のためにケーキを作ってくれた。

海の前にケーキを置いて、ハッピーバースデー♪の歌を歌ってあげると、海は、「なんなの???」とキョトンとしていた。

無事に健康に2歳を迎えられたことを、何よりも感謝したのだった。

海と太陽。

捨て猫の太陽がやってきて一番心配したことは、海が猫に対してどう反応するかということだった。

あまりにも海が嫌がったり、噛んでしまうような場合は、猫は家では飼えないと決めていた。そこは何よりも海を優先してあげなくては海と僕たちの信頼関係さえ崩れてしまう。

こういった多頭飼いでは、大抵の場合先住犬や先住猫を優先するべきだと書いてある。

先住犬をまず第一に気をかけて、その次に新しい動物に気を配る。それを間違ってしまうと先住犬が嫉妬して新しい動物を威嚇したり噛んだりしてしまうケースが多いそうだ。

果たして海はどうだったかというと、太陽に対して嫉妬をしている気配は全くなく、それどころか自分の友達と思っているのか、子どもと思っているのか、はたまた支配下に置こうと思っているのか、太陽の後頭部を甘噛みしたり、撫でたり、追いかけ回している。

自分がごはんを食べている時に太陽が取りに来ても一向に怒らない。自分が水を飲んでいる横で太陽がみずを飲んでも気にしない。

太陽は海をひっかくのではないかと恐れていたのだけど、見ているとひっかくふりをしながら力を抑えてじゃれあって遊んでいるのがわかる。

僕とKが一番驚いたのは、犬と猫がこんなにも簡単に仲良くなれる動物だとまざまざと見せつけられたことだ。

「トムとジェリー」というアニメを覚えているだろうか?

今はあんな感じでいつも2人で追いかけっこをしていて、時々あまりにもエスカレートするとKが止めに入っている。

百日草

東京で暮らしている時から、春になると百日草を植えたものだ。

百日草は100日間咲き続けることからこの名前なのだろうけど、原色の色でいながら野趣があってとても好きな花だ。

繁すぎると蒸れてしまい、あまり強く切り戻すと不意に枯れてしまうこともあるけど、基本的には夏の暑さに強く夏の間中咲き続けてくれる。

宮古島でも春に植えた百日草が未だに咲き続けているけど、先日園芸店を覗いた際に10株400円の小さな苗を見つけたので買ってきて植え付けた。

花々の多様な色は、何も言わなくても僕たちに元気をくれる。

トイレットペーパー。

トイレットペーパーは、無地。無香料。2枚巻き。そして触感が柔らかいものが好きだ。

でもそんなトイレットペーパーを宮古島で普通に探すのは難しいことがわかった。

どういうわけか世の中は、変な香料がついた花柄のトイレットペーパーが沢山溢れているのだ。

「トイレットペーパーなんてなんでもいい」とも思うのだけど、あの安っぽい匂いつきのトイレットペーパーがトイレにあるとトイレ中があの臭いになってしまうではないか。

先日僕が何気なくこれなら大丈夫と思って買ったトイレットペーパーは、安っぽい匂いのついたシングル巻きで、よくよく表示を見なかったことをひどく後悔したのだった。

トイレットペーパーごときをAmazonで買うのも憚られるので、なんとか島で安心できるトイレットペーパーを探すのが今の目標。

パクチー。

パクチーなどの根っこ付きの野菜を買って来たら、根っこの上2センチくらい残して切ってから上の野菜部分は料理に使う。

根っこ部分のみお水が浸かるような器に移し、水をちょこちょこ替えて(水の中の細菌の繁殖を抑え)、2日くらいしたら真ん中から新しい芽が出てくる。

これを植えたら苗が育つ。そのまま水に浸けておいても少なめだが葉っぱは生えてきて食べることが出来る。

パクチーは身近に置いておきたい野菜なのでうちはこの方法で育てている。

猫と犬。

海と太陽はこの数日で随分仲良くなりはじめている。

海は最初から太陽に好奇心剥き出しで、太陽を見つけると近寄っていって首根っこを甘噛みしたり舐めたりしている。

太陽はそんな海に若干の警戒心を見せつつ、最初は「シャーッ!」と猫特有の威嚇をしていたけど、今は随分慣れてきたようでふたりで楽しそうに遊んでいる。

猫は今まで飼ったことはなかったのだけど、犬に比べてもっと野生に近い生き物のように思える。

自分の獲物を常に探していて人間はただの他の動物に過ぎないと思っているように見える。

動く小さなものにすぐに反応し、鳥を見かけると遠くにいてもロックオンされて仕留めようとしている。

きっと猫にはしつけのようなものは出来なくて、してはいけないことやダメなものを教えるのがやっとなのだと思う。

トイレは自ら砂地でして、きちんとした後は砂を自分でかけて臭いを消そうとするところも野生を感じる。

まさか、猫を飼うなんて思いもしなかったけど、こんな風に人生先のことなんてわからないもので、今はこの不思議な巡り合わせを楽しんでいるところ。

4回目ワクチン。

ようやく4回目のワクチンを打つことができた。残念ながら今回は副反応はほとんど見られなかった。(若い人ほど副反応が強いと記事で読んだことがある)

新型コロナにいつまで我々の生活は脅かされ続けるのだろう?
他の外国の国々のように、毎日の感染者数などあまり気にせず、インフルエンザのようなものとして共存していく方向に進めばいいと思っている。

そろそろマスク生活から解放されたいものだ。

じーまーみ豆腐。

じーまーみ豆腐をご存じだろうか?

ピーナッツで出来た豆腐で甘めのタレをかけて食べる沖縄名物。

このじーまーみ豆腐が好きでよくスーパーで買い求めていたのだけど、今回とても美味しかった銘柄を見つけた。

豆腐自体がとても柔らかくねっとりとしている。

沖縄に来られたらぜひ召し上がって欲しい一品。

猫を連れて病院へ。

外にいた猫はダニやノミがいるかもしれないしそれが海に移るかもしれない。

お腹の中に虫がいるかもしれないから早めに病院に行ったほうがいいとのことで、病院を予約して猫を連れて行った。

猫ちゃんのお名前は?

「太陽です」

幸い怪我や病気はなく、お腹の中の虫退治の薬をもらい病院を後にした。

2週間経ったらまたウンチを病院に持つて行って虫がいなくなったか検査をして、その後ワクチンを打つように予約を入れた。

こうして太陽は、僕たちの家族になったのだ。