甥っ子がやって来た。

2週間前に海と散歩している時に電話がなった。

電話は社会人2年目の甥っ子からで、「連休に宮古島に行くことにしたよ!」とのことだった。

甥っ子とはもう4年くらいは会っていないかもしれない。慶應大学の法学部を卒業した後、外国人向けの不動産会社に就職をしたようだ。

キッチンで料理をしていると、突然玄関で声がして、出てみると甥っ子だった。

外で草むしりをしていたKが連れて来てくれたようで、その場でKのことを甥っ子に紹介する。

僕「この人は僕のパートナーのK」

甥「あ、知ってる知ってる。ニイニイのやってること全部知ってるから。応援してるから頑張ってね!」

僕「あ、そうなんだ」

甥「俺、ずっとインターナショナルスクールだったから、全部わかってるからね」

外に出ると、レンタカーの中には他に友人が3人乗っていて、甥が戻ってくるのを待っていた。

軽く挨拶をしたら、後ろから追いかけてきたKが僕に1万円札を握らせた。

「これで何か食べてね」

甥っ子は5分くらい顔を覗かせただけで、楽しそうに海の方に車を走らせて行った。

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