バラを宮古島へ。

引越しの準備は、ほとんどKがやってくれた。

僕と違ってKは几帳面なので、お皿を一つ一つ包んでダンボールに入れる作業もとても細かく分類してくれる。

僕の役目は、本を選別することと、CDを箱に詰めること。それと、最後に熱海の家から持っていく植物を包んでダンボールに詰めること。

宮古島は熱海よりもずっと温暖な気候なので、バラなどの寒冷地を好む植物がちゃんと育ってくれるかどうかはわからないのだけど、このままここに置いていく気にもなれず、ほとんどすべてのバラを運ぶことにした。

一本一本丁寧に掘り上げてビニール袋に入れて紐で縛る。

宮古島での暮らしに、長年育てたバラが少しでも根付いてくれることを願って。

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