母の家へ。

朝早くから家を出て、Kと海と車に乗って千葉にある母の家に向かった。途中、湯河原のドッグランで海を遊ばせて発散させてから、道は空いていたので2時間半くらいで到着した。

海は前にも実家に来ていたのだけど、それも半年前くらいだったので大きくなった海を見てお父さんは「おっきくなって少し怖いね・・・」と言っていた。

いつものように僕の好きな唐揚げとグラタンが並び、たまごサンドも作ってある。Kは運転するからお酒は飲まず、僕はビールを飲みながら宮古島の家の写真を見せてこれまで起こった様々な問題の話をする。

父も母も沖縄には行ったことがあるけど宮古島には行ったことがないので、「暑いのかねえ・・・海は綺麗なんでしょう?」などと聞いてくる。

Kにはもう何度も会っているので、父も母もどんどんKに話しかける。病院はどうしたの?これから病院にはもう勤めないの?Kは色々な質問に丁寧に答えている。まるで夫の実家に行った妻のように。

帰り際、車を見送る母を見ていたKがポツリと言った。

「お母さん、すごく寂しそうな顔してたよ・・・」

「うん。やっぱり宮古島って遠いし、今までのようにすぐに会える感じがしないからだろうね・・・」

少し切ない気持ちのまま、宮古島引越し前の母との別れを噛み締めた。

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