元旦にKの大分の実家から大きなブリが半身送られてきた。
写真だとちょっと大きさが分かりづらいけど、この切り身で長さが45cmくらい。箱の中からブリが出てきた時は、「えええ?こんなにでかいの?!」と声をあげてしまった。
お正月に僕たちがお節料理を送ったため、ご両親が気にしてくれているのか、毎年のようにブリを送ってくれる。
遠くに住む三男に、今年も大分のブリを食べさせてあげたいという純粋な親心なのだろう。
Kはブリを捌くのは自分の役目だと思っていたようで、肘捲りをして張り切ってブリを切ってくれた。
切りながら、「お父さんはこの腹身のところは骨があるから、ブリ大根と一緒に煮てたよ」、「お父さんはこうやって切ってた」「お父さんはここの実が茶色くなるまで熟成したブリが好きだった」などと、お父さんのことばかり何度も出てくる。
ブリを切りながらKは、大分に住むお父さんとお母さんに何度も想いを馳せているようだっ
た。