野菜とフルーツ。

先日、いつもよく行く新宿のピザ屋さんに入ったところ、「久しぶりにカプレーゼが食べたいね」と言ってカプレーゼを頼んだのだけど、出て来たものは、モッツァレラとシャインマスカットとイチゴだったのだ。

僕とKは呆気にとられて、「あのー普通のカプレーゼ頼んだつもりだったんですけど…」というものの、当店のカプレーゼは季節によって変わるんですと言われて仕方なくシャインマスカットとイチゴのカプレーゼを食べた。

野菜の代わりに果物が入っているこういう料理を、Kも僕もあまり好んで食べたいと思わない。

生ハムメロンとかは随分昔からあったものの、ここ10年くらいだろうか、主に前菜で野菜の代わりにフルーツを使う料理が流行っている。桃モッツァレラとか、季節によって様々なブームがあったけど、どれもあまり好きになれなかったのだ。

でも考えてみれば、野菜もフルーツも同じ植物の実。野菜とフルーツを勝手に分類したのは人間なのだ。

だからきっと、野菜もフルーツも境目はなくて、同じように食材として自由に活用すればいいのだと思う。

でも…でもだ。シャインマスカットもイチゴも桃も、そのまま食べた方が美味しいではないか。何も生ハムやモッツァレラと組み合わせなくてもそれだけで十分美味しいし、組み合わさったからといって美味しさが増すとはどうしても思えない。

そんなこと思うのは、頭の中にきっと固定観念があるのだろうと思う。野菜の代わりにフルーツを使ってもいいではないか。食材に垣根などないではないか。

そう言い聞かせても、僕の舌はなかなか美味しいとは思えないのだ。笑

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