床屋さん。

熱海に引っ越して来てからは、熱海の床屋さんに行っている。

その床屋さんは外国人女性の水着のカレンダーなんかがかかっているようなお店なのだけど、いつもカレンダーを見ながら、「これが男だったらどんなにワクワクするだろうか・・・」と思っている。

床屋さんはとても喋り好きで、僕の髪を切りながらおしゃべりが止まらない。そして地元の評判や噂話をよく知っている。

床屋さんは湯河原に住んでいるので、今回の土石流災害で被害を受けた伊豆山の下を車で通りながら通っている。

僕は床屋さんに、今回の災害に関するその後の被害状況を知りたくて色々と聞いてみる。

15日16日で予定されていた今年の熱海のお祭りは中止になったとか、熱海ビーチラインは30キロ走行が義務付けられているけど誰も守っていないとか、盛り土をしたのは「新幹線ビルディング」という会社らしいとか、静岡県副知事の会見は、副知事のカツラが気になってしまうとか・・・。

おしゃべりすぎる床屋さのことが前は少々鬱陶しいと思っていたのだけど、こうして熱海の色々な噂話を聞いていると、なんだか自分も地元民になって来たような気がして悪くないとさえ思えて来た。

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