眠れない夜。

編集で22時まで働いた後、あまりにも疲れていたのでタクシーで家に帰り、持ち帰ったお弁当を食べ、仕事モードで火照った頭を冷やそうと、ほんの少しレモンサワーを飲んだ。

23時すぎになり、ベッドに入ったのだけど、目が冴えて、頭の中がぐるぐると仕事モードになった状態のまま、全く眠れずにリビングと寝室を行ったり来たり。

途中、リビングのソファの上で寝ようかと思い、態勢を整えるも眠れず、柔軟体操したり、ネットを見たりしながら、5時頃ベッドに行き、うとうとして5時半になり、そのまま待っていたらKが起きた。

普段と同じようにしらす丼を作り、ワカメの味噌汁を作り、茹でた野菜やきゅうりを並べて朝ごはんを食べた。Kを送り出して、急に睡魔に襲われて、1時間半くらいソファの上で気絶したように眠った。

こんなに朝まで眠れなかったのはほとんど初めてで、自律神経がおかしくなってしまったのだろうか?と考えていたのだけど、よくよく考えて一つ思いついた。

編集室に入る前に、ローソンでアイスコーヒーを買い求めたのだ。それが、500mlくらいあるサイズでびっくりして、それを作業をしながら飲み続けた。

もともとコーヒーは、あの酸味が好きではなく、あまり飲まなかったのだけど、朝だけ目を覚ますために1杯くらい飲むことはあった。でも、ここ4ヶ月くらいのリモートワークの中で、コーヒーには口をつけていなかったのだ。

母は、絶対にコーヒーを口にしない人で、「眠れなくなるから、あなたも飲まない方がいいわよ」と言っていた。

僕は得意先や仕事中に出されることもあり、コーヒーは飲んだり飲まなかったりしていたのだ。でも、この4ヶ月でまっさらな身体になったことによって、はっきりとした拒絶反応が現れたのだろうと思ったのだ。

会社に行っていた時は、忙しさの中で分からなくなっていたことを、思いがけずリモートワークによって、自分の身体の本能が目覚めたのだ。

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