テレビCMの撮影。

今日は、半年かけて進めて来たテレビCMの撮影が行われた。

僕が企画をして、尚且つ、クリエーティブの責任者でもあるプロジェクト。

テレビCMは、企画をして、プレゼンをして、クライアントからの戻しが何度かあって、またプレゼンを繰り返して、ようやく決まった企画を、実際に撮影して、編集して、納品して、世の中に送り出すのだけど、撮影の時にはとても多くのスタッフが関わっていることがよくわかる。

照明さん、美術さん、小道具、大道具、音響、撮影、スタイリスト、ヘアメイク、プロデューサー、アシスタント、監督、助監督、キャスト・・・
通常、スタジオでの撮影でいうと、大抵は100人近くのスタッフが関わっているものだ。

撮影の合間には、クライアントのチェックが入り、一瞬場が凍りつくこともあるし、思ったようにキャストの演技が上手くなくて焦ったり、様々なハプニングも起こる。

でも、こうして、撮影現場で一つのものをみんなといっしょに作っているという醍醐味は、他ではなかなか味わえないものだと思う。

そして、51歳になった僕は、この先あとどれくらいこういう現場で撮影ができるのだろうか?とも思うのだ。

若い頃は永遠に仕事は続くものと漠然と思っていたのだけど、仕事には終わりがあるということを、そしてそれが見えて来ていると、今日、思いながら幸せな現場を楽しんだのだった。

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