2月末にリモートワークになって、この3ヶ月の間外食をほとんどしなかった。
近くの中華料理屋さんにランチを食べに行ったのと、表参道のカフェでブランチを食べたのと、近くのラーメン屋さんに晩ごはんを食べに行ったくらい。それ以外は全部家で食事をしていた。
東京も25日に非常事態宣言の解除が発表されるというので、前日ではあるけど日曜日の昼間、近所のイタリアンに食べに行った。そのイタリアンは店内が広く、外の窓も全開にしてあり、テラス席もある。
グラスのワインが運ばれてきて、前菜の盛り合わせに口をつけて思ったのだ。
「ああ、なんという幸せ」
人が自分たちのためにお酒を注いでくれたり、料理を作ってサービスしてくれて、その料理が美味しい。それだけで、なんという幸せなことか。
僕たちは、こういう幸せな時間にお金を払っていたのだと、改めてレストランのサービスや価値を再認識したのだった。