ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしの作り方


奇跡のようなドキュメンタリー映画が、世界には時々あるものだ。『ビッグ・リトル・ファーム』は、まさに奇跡のような映画で、「こんなことって、本当に起こるんだ?!」って、ちょっと信じられないようなストーリー展開に、すっかり飲み込まれていった作品。

ジョンは、カリフォルニアのサンタモニカでテレビ番組を作っている。モリーはネットでナチュラルな食材にこだわったお料理をアップしながら暮らしていた。

その二人の人生が大きく全く違う方向に転がっていったのは、ジョンが仕事で偶然取材した捨てられた犬たちを殺処分する場所。そこで黒くて愛くるしいトッドという犬に出会い、一緒に暮らすことになった。

しかし、そのトッドが夫婦が不在の時に、8時間でも鳴き続けるようで、結局アパートを追い出される羽目になってしまう。でもその出来事こそが、二人にとって、新しい人生をスタートさせるための贈り物だったのだ。

200エーカーの土地を手に入れた二人は、師匠や仲間たちに支えながら、本来作り上げたかった大自然の多様性が成し遂げる、循環型農場のい実現に向けて日々奮闘することになる。

8年間をゆっくりと丁寧に追った彼らの毎日には、自然に対する驚きと、不思議が余すところなく現れてくる。

僕のような東京で暮らす人間であっても、大きな宇宙の中の小さな星で生きている、ほんの小さな存在でしかないのだと気づかせてくれる。

大自然の中で、宇宙の真理に導かれていくように暮らしている彼らの毎日を、とても羨ましいという気持ちで見守った。

できるなら、この映画がずっと終わらずに続いてくれたらいいのに・・・と思いながら幸せな時間を過ごしたのだった。

⭐️ビッグ・リトル・ファームhttp://synca.jp/biglittle/

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