目に見えない敵。

新型コロナウイルスの影響で、先週から会社はリモートワークがはじまり、このまま今週も基本的には在宅勤務になっている。

先日、ふとトイレットペーパーがあと4つくらいだったので、下のコンビニに買いにいくと、トイレットペーパーの棚はすっからかんだった。

ネットではトイレットペーパーやお米の買い占めの記事を読んでいたけど、内心、「そんなことするの、ある限られた地域だけだろう」くらいに思っていたのでほんとうに驚いたのだ。

注意して見ると、OKというスーパーでも同じように、お米の棚がほとんど残ってなくて、冷凍食品などがそこだけガッポリと空いていて、カップラーメンの棚も閑散としていた。

ネット上のデマを信じて買い占めするような行為を、いまさらここでとやかくいうつもりはない。東日本大震災の時にも同じようなことが起こって、様々な偽の情報が横行して、いったい何がほんとうの情報なのか、わからなかったからだ。

ウイルスを持っている人がマスクをする場合は、他の人へ咳やくしゃみでうつす可能性は低くなる利点があるという。

マスクをしたところで、ウイルスを防ぐことは出来ないという。ウイルスはマスクの繊維の穴など比べ用もなく小さいのだ。ウイルスのついた手で鼻の中や口を触る回数が減るくらいであると何度も言われていても、情報に踊らされて死に物狂いでマスクを買い漁る。

電車の中で、マスクをしないで咳をした人に食ってかかったりする行為も、ちょっとにわかには信じられないけど、それだけみんな、様々な情報に翻弄されて、不安がどんどん巨大化してしまっているのだろう。

我々人間にとって、目に見えない敵はそれだけ怖いものなのだ。

一日も早く、コロナウイルスのニュースを見ない日が来ることを願うばかりだ。

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