訴訟から1年経って。


昨年のバレンタインデーに『結婚の自由をすべての人に訴訟』が立ち上がってから、先月で1年が経過した。

東京の原告は、もともとゲイとビアンが3カップルずつ12人だったのが、様々な意見の相違などがあり結局残ったメンバーは、ゲイとビアン2カップルずつと、ビアン1人の9人になってしまった。

残った原告だけでも時々ちゃんと会って親睦を深めようという思いで、原告だけでランチをすることに。

少し早めに家を出て、いつものように新宿御苑を目指す。先週末もこの新宿御苑に来ていたのだけど、修善寺寒桜が今は満開で、多くの人がカメラで撮影をしていた。

今回の親睦会には、新たに訴訟に加わることになったFtMとその奥さんのカップルが顔合わせのために来てくれた。

ふたりは、これからはじまる国を相手取っての訴訟に、いったい何が起こるのかと、緊張しているようだった。

それは1年前の僕だって同じこと。国を相手に訴訟を起こす自分が原告になるなんて、考えたこともなかったのだから。

僕は、だいたいこの1年間で起きたことや、やらなければいけなかったこと、面倒くさかったことなど、思いつくままに話をした。

そして、僕たちもいるから、わからないことがあったらなんでも聞いてください。何も臆することはないよと言った。

1年を経過して思うことは、原告はそれぞれいろいろな経験をしているようで、中にはしんどい時期があった人もいたようだった。

9人に、新たに2人が加わった東京原告。

今年もひとつひとつの期日を、みんなで支え合いながら着実に乗り越えていきたい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です