ひろ家

一年に一回くらいは、ふぐを食べてもいいかなと思い、久しぶりにふぐを食べるために『ひろ家』という西中洲にあるお店を予約した。
こじんまりとした店内は、カウンターが6人くらい座れて、後ろのテーブルは、12人くらい座れるだろうか。
今日は、後ろは会社の忘年会。カウンターの隣は高校時代の同級生で、今は73歳くらいのお爺さん5人が、楽しそうに宴会をしていた。
テッサも、唐揚げも、ふぐちりも、天然のふぐをお願いしたのだけど味が濃く、白子も久しぶりに濃厚で美味だった。
ふぐを食べる時にいつも思い出すのは、ふぐが大好きだった父のこと。美味しいふぐを食べると、亡くなった父に食べさせてあげたいと思う。
大笑いしてしまったのは、隣のお爺さんが楽しかったから。大声で話していたのだ。
「前立腺癌の手術の後のお祝いなんです」
「お前、もうセックス出来ないんじゃねえか?」
「セックスしたいねえ…もっともっと」
「牡蠣フライには、タルタルソースじゃなくて、ポン酢よこしてくれ!タルタルソースなんて、町の洋食屋さんだよ」
「このうどん、稲庭うどんって書いてあるけど、うどんって言ったら温かいもんだろ?なんで冷たいうどんが出てくるんだよ!」
多分おじいさんは、福岡の柔らかいうどんしか知らないのだろう。
そんな会話を聞きながら、Kとふたり大笑いしながらふぐを食べたのだった。
ふぐって、ああ、幸せ。
⭐️ ひろ家
092-752-2266
福岡県福岡市中央区西中洲12-10
https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400102/40001069/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です