同性婚訴訟の忘年会。

『同性婚訴訟』の弁護士の方々と東京の原告で来年に向けての会議をした後に、新宿2丁目で忘年会が行われた。
この訴訟をサポートしてくださっている弁護士は、およそ55人で、そのうち20人強が東京及び近県の弁護士。
もう何度もお会いしていて、こちらもプライベートのことまで赤裸々にお話ししているので、裁判自体に関するわからないことなんかは、気軽に聞くことができるし、言いたいことも言うことが出来る関係になってきている。
実は、この裁判自体でずーっと気になっていたことがあったので、忘年会の席で直接弁護士に聞いてみた。
この『同性婚訴訟』に関して、弁護士は無償で働いてくれている。調査や書類を作るための膨大な時間や、必要な人に連絡を取り会いに行ったり、裁判に関わる拘束時間もかなりのものなのに、こんなにも沢山の弁護士が無償でやってくれているのだ。
弁護士の中には、当事者の方もいる。その当事者の方々は、きっと自分自身の問題でもあるため、やり続けられる熱い思いもあると思う。
でも、恐らく多くの弁護士の方々は、ストレートなのだ。
いったい彼らにとって、この訴訟に関わるモチベーションはいったいどうやったら持ち続けられるのだろうか?この訴訟自体をやる何か具体的なメリットがあるのだろうか?と。
すると当事者の弁護士も、「ほんとにそうですね…なんでストレートの弁護士たちがこんなに一生懸命やってくれているんですかね?」とのことだった。それに、この訴訟に関わることによるメリットなど、きっと何にもないと言うのだ。
「きっと、この不平等はもはや人権問題なのに、なんで未だに同性の結婚が出来ないのかと憤りを感じている、かなり意識の高い人たちなのかもしれませんね」とのことだった。
裁判を、5年10年と長きに渡って戦い続ける同士のような弁護士の方々に囲まれて、ありがたいなぁと感じながらの楽しい一夜だった。

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