心打ちひしがれた日に。

仕事がうまくいかなくて、久しぶりに心が打ちひしがれて帰宅した。
誰が悪いわけでもなく、自分の至らなさが原因。50歳にもなって、何も学んでいない自分に恥ずかしくなる。
晩ごはんを作る気力もなかったので、デパ地下で唐揚げを買ってきて、野菜だけ切ったり茹でたり用意してKの帰りを待つ。
仕事場の引越しがあるようで、Kは忙しく、日曜日も遅くまで働きに出ていた。
今日もいつもよりも3時間も遅く、帰るという連絡が入り、雨が降る道を見下ろしながら、早く帰ってこないかな?と思っていた。
小さな子どもの頃、学校で嫌なことがあると、家に帰ってきて母親を見るとほっとしていたように、帰ってきたKの顔を見たら、ほっとした。
50歳にもなって、情けないと思うけど、家族って、こういう温かさなのだ。
Kにとって僕は、灯りのような人になれているだろうか。

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