違う温度。

夜中にKが突然起き上がって、トイレに行ったかと思うとしばらく帰ってこない。
「どうしたのだろう・・・?」と、リビングに行ってみると、クーラーの冷気の当たる場所で寝ていた。
「Kちゃん、寝室もクーラーつけるからベッドに戻るよ」
暑い夏の間、我が家ではリビングの冷房を26度くらいで弱めにかけて、寝室の扉を開けて寝ていた。寝室の冷房ははじめだけかけて、2時間くらいで止まるようにタイマーをセットしながら。
僕はそれでも足元がひんやりして寒く感じて、羽毛布団に足元だけ突っ込んでいたりするのだけど、Kは僕とは違って、背中に沢山の汗をかいている。
僕の平均体温は、36度くらい。Kの体温は、36.7度くらい。
0.7度違うふたりが寝ていると、感じる温度も全然違う。
汗をびっしょりかいてベッドに戻ってきたKに、
「首や腕に天花粉塗ってあげるね」
「天花粉って、赤ちゃんのぬるやつ?」
「うん。うちの赤ちゃんがあせもにならないように」
「やだ」
そんなことを話して笑いながら、クーラーをつけて眠りについた。
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