北の果ての小さな村で

デンマークから、28歳の青年が、家の家業を継ぎたくないばかりに、グリーンランドの東にある人口80人の小さな村にやってくる。
デンマークからやってきた先生は、村の小さな学校で子どもたちにデンマークの言葉を教えるのが仕事。でもその仕事が思ったように簡単ではなく、子どもたちも全然言うことを聞かないし、子どもたちの親も親戚も村の人々も一向に懐いてくれない。
極寒のグリーンランドの美しい景色と、そこで暮らす人々の野生的だけど美しい暮らしがゆっくりと映し出されながら、少しずつ先生の心も変わってゆく。
まるでドキュメンタリーフィルムのように自然な人々の表情を捉えたこの作品は、監督がこの村に惚れ込んで住み続けながら、先生と生徒の暮らしを追って登場人物すべてが本人であるという驚きの作品。
「人生って、こうなんだよね」という、答えなど映し出さないけど、映像をみることで各々が感じ取れる美しい作品。
⭐️北の果ての小さな村でhttp://www.zaziefilms.com/kitanomura/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です