風をつかまえた少年

『風をつかまえた少年』は、実際にアフリカでも最も貧しいケニアのワラウイという電気もない村で、14歳の少年が学校で学んだ知恵によって、風車で電気を起こし、日照り続きの畑に電気によって水を組み上げることに成功した実話を元に作られた映画で、原作は世界23ヶ国で翻訳されている。
このお父さん役がどこかで見たことあるなあ・・・と思っていたら、キウェテル・イジョフォーという人で、アカデミー作品賞を受賞した『やがて夜は明ける』の主人公だった人で、今回初の監督も務めている。
主演の少年の演技が本当に素晴らしく、アフリカの貧しい村の人々の暮らしを丁寧に描写している。
真面目で心根の優しいお父さんは、日照り続きや大雨によって畑の収穫に波があり、予測のつかない天候に左右されるしかないと半ば諦めかけている。
貧しくても、真面目に生きる村の生活に天災が降りかかる。そしてその時に14歳の少年が立ち上がる。
世界の貧困の問題をきちんと見せつつ、それに対する鮮やかな解決策を見せてくれる映画。
「これが実話だなんて、信じられない!」と思わずにいられない、見終わった後に圧倒的な爽快感に包まれる作品。
⭐️風をつかまえた少年https://longride.jp/kaze/

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