RAINBOW REEL TOKYO vol.1

マリオ

エミリー愛の詩

カナリア

昔は、『東京国際レズビアン&ゲイ映画祭』だった映画祭が、『RAINBOW REEL TOKYO』になってから何年たっただろうか。僕は未だに、レズビアン&ゲイ映画祭の方がわかりやすかったなあと思っている。
この映画祭が始まった28年前から参加しているのだけど、今年も素晴らしい作品をいくつか見ることができた。
⭐️⭐️⭐️マリオ
スイスのサッカーチームでプロサッカー選手として更なる飛躍をはかりたいと考えているマリオ。そのサッカーチームにドイツからイケメンマッチョのレオンが移籍してくる。
サッカー界にいるマリオの、息を殺して生きるような苦しみが伝わってくる作品。同性愛者であるというだけで、これほどの苦悩を毎日抱えながら生きなければいけないのか・・・と改めて考えさせられた作品。
⭐️エミリー 愛の詩
僕の敬愛する詩人であるエミリーディッキンソンの自伝的なお話なので、楽しみに観に行ったのだけど、構成が複雑でもったいなかった作品。エミリーが結婚もせず詩を書き続けた原動力は、彼女の側で暮らしていた義理の姉への愛情だったのかと思い、改めて驚かされた。
⭐️⭐️⭐️⭐️カナリア
アパルトヘイト下の南アフリカで、ボーイジョージに憧れる18歳のヨハンは、徴兵制で聖歌隊に配属される。超マッチョなアーミー部隊の中で、自らのアイデンティティを受け入れることの難しさをひたすらに描いた佳作。
カテゴリーLGBT

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