ダンボ

ディズニーの『ダンボ』を観るのを楽しみにしていたのだけど、新宿2丁目の『Bridge』のMが、「ダンボなんて見なくていいんじゃない?」と言うのだ。
周りの誰よりも映画通で僕の好みもよくわかっているMのいうことは、大抵当たっているのだけど、ことディズニー映画に関しては、どんな噂であろうと見ておきたいと思う僕は、アニメ好きな、Kを引き連れて観に行った。
ディズニー映画がはじまる時に、海から川を上ってシンデレラ城のようなものが見えて花火が上がるあたりで、「ああ、これからどんなお話がはじまるのだろう…」と、毎回子どものようにワクワクする瞬間だ。
さて、『ダンボ」。結果としては、やはり観に行っておいてよかったと思える作品だった。ただそれは、映画として素晴らしい作品というのではなくて、やはりディズニー映画ならではのファンタジーが実写プラスCGで作り込まれていたから。
主人公はダンボだけど、それを取り囲むふたりの姉弟がかわいく、父親は戦争から帰ってきたばかりのコリン・ファレル。
サーカスの団長に、久しぶりのダニー・デ・ビート。大好きなのでダニー・デ・ビートを見ているだけで笑えてしまう。
悪役にマイケル・キートン。子どもたちがこの映画を見て、マイケル・キートンのことを殺したいと思ったら、彼の演技が素晴らしいということだろう。
ダンボのお話自体は別に大したことはなくすべてが想像の範疇なのだけど、このキャラクターとしてのダンボが、瞳がつぶらで愛らしく、なんとも言えないかわいさなのだ。
僕が子どもだったとしても、こんな風にディズニー映画を小さな時から映画館で見ることができたら、本当に幸せだろうなあと思う。
親と子ども。お母さんとダンボの愛情を真ん中に置き、周りには人間たちの欲望を張り巡らせたストーリー展開はとてもわかりやすい。
映画そのものよりも、実写とCGで再現されるディズニーワールドを、違った視点で楽しむことのできる作品。
⭐️ダンボhttps://www.disney.co.jp/movie/dumbo.html

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