ふたりの女王 メアリーとエリザベス

このところ立て続けに女王を題材にした映画が公開されている。
『ヴィクトリア女王最期の秘密』、『女王陛下のお気に入り』、そして今回観に行った『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』。
『ヴィクトリア女王最期の秘密」は、ヴィクトリア女王にそんな過去があったのかという驚きが楽しかったし、『女王陛下のお気に入り』は、とても面白かったのだけど、なんだかすべて想像の上に作られた現代演劇のように思えた。
史実を元に想像力を働かされて膨らまされた映画『ふたりの女王 メアリーとエリザベス」は、歴史を考えることのできる見応えのある映画だった。
舞台は1500年代半ばのスコットランド。0歳で父親の死によりスコットランド女王になったメアリー・スチュアートは、6歳の時にフランスに行き、16歳でフランス王妃となる。
その後夫の死によりスコットランドに戻り女王となったメアリーは、その当時のイギリスの女王であるエリザベス1世よりも血統が上で、イギリスの王位継承権にも名を連ねるほどの頭脳と力、美貌を兼ね備えていた。
この映画は、イギリスとスコットランドという隣同士でありながら長い間親しみと憎悪を持ち続け、戦いを繰り広げてきた国同士のふたりの女王の策略が織り交ぜられた物語。
メアリーには、『レディ・バード』のシアーシャ・ローナン。エリザベスには、『アイ,トーニャ』のマーゴット・ロビー。
アカデミー助演女優賞ノミネートのふたりが繰り広げる壮大な歴史物語。髪型や衣装が素晴らしく、デザイナーやメイクの匠の技と力が光っている。
⭐️ふたりの女王 メアリーとエリザベスhttp://www.2queens.jp/sp/

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