白貝。その2

会社から帰ってきて、すぐに風呂場に行くと、今朝塩水を取り替えておいた白貝が、またニョロニョロと小学生のアレのように伸びていた。
今日のメイン料理はこの白貝のワイン蒸しにして、その他のパスタ用のプチトマトのソースを作り、そこへKが帰って来たので、豚肉のカツレツのパン粉や卵などの衣をつけさせたりしながら慌てて仕込む。
白貝のワイン蒸しは、本当に美味しかった。
臭みが全くなく、あっさりしているけどしっかりと白貝の旨味が感じられる。
食べる前に慌てて写真を撮ると、Kがお母さんに送ったようだった。
少ししたらお母さんから返信があり、僕たちが美味しく白貝をいただいたのを知り、喜んでくれたようだった。
K「お母さんね…ニュース見てて、ただしくんの名前もう覚えたみたい。ただしさんは?って書いてくるよ」
こんな風にドキドキしながら少しずつパートナーのご両親と近づいていく僕たちは、なんだか普通のどこにでもある新婚さんカップルのようだな…と感じたのだった。
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