同性婚訴訟のあとに。2

14日の同性婚訴訟の後、僕の家にはテレビがないのでわからないけど、メディアには、かなりの数で出ていたみたいだけど、周囲がどんな反応だったかというと、一言で言うとほとんど何も変わらなかった。
会社にいる間、誰もこの件に関して話しかけてくる人はいなかったし、プロダクションで会議の時も、特に誰も話題にしなかった。
本当にごく親しい友人からのみお祝いのメッセージが寄せられたけど、ほとんどの友人たちからは何もメッセージが来なかった。
そのかわり、地方や海外に住む友人からのメッセージがいくつか来た。
「誇りに思うよ」
「Fantastic!!! Thrilled, and so proud of you! Much love to you!」
「あなたのこと、誇りに思うわ」
「Our lesbian couple Florence and Jud, Jing-san, Cho-san, Charles want to me to send their lives and full support!!! 」
こんな有り難いメッセージに、僕たちふたりはどれほど勇気づけられたことか。
今回の訴訟は、最高裁まで行くことがわかっていて、恐らく5年以上10年とかかかるかもしれないと言われているのだけど、30人くらい一緒に戦ってくださる弁護団は、全て無償で働いてくれている。
10年という長い期間の訴訟には、僕たちの想像のつかないくらいのお金もかかってくるようで、2月14日訴訟の当日にクラウドファンディングか立ち上げられたのだけど、驚くことに、目標の500万円は、3日も経たないうちに突破した。
それだけ周囲の関心とサポートがあるということは、原告や弁護団にとっては何よりも励みになる。
このクラウドファンディングのサイトにコメント欄があって、時間のある時にそれらのコメントを一つ一つ読みながら、そのメッセージに胸が熱くなる。
写真は、そんなコメントの一つなのだけど、こんな状況の人が、この国にはきっと沢山いるのだろうと思って、うるうるとしてしまった。
僕たちは、原告13カップルだけではなくて、こんな風にコメントを寄せてくれる沢山の仲間たちと一緒に、この長い戦いをはじめたのだ。
⭐️日本で同性婚を求める訴訟を応援してください!https://readyfor.jp/projects/MFAJ

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