冬の寒い夜に。

夜中に真っ暗な中でふと目覚めて布団から出ると、外気は冷え切っていて、2月がやはり一年の中でも一番寒いのだと思う。
トイレに行き、お水を飲んで、また布団に潜り込む。
部屋の外はとても寒くて、布団の中はほのかに温かい。なんという幸福だろうか。
そっと手を伸ばすと、隣には無防備に寝ているKの身体があって、その温かな体温が伝わってくる。
冬の寒い夜に、隣で寝ていてくれる人がいることの、なんという幸福だろうか。
僕たちはこれからふたり、寒くて真っ暗な闇の中に放り出されるのかもしれない。
時に家族とは、大変な時をともに乗り越えていく戦友のよう。
この先何が起ころうとも、ふたりでいればなんとかなるさ。

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