ホイットニー〜オールウェイズ・ラブ・ユー〜

新宿2丁目のBridgeのMが僕にすすめていた映画『ホイットニー〜オールウェイズ・ラブ・ユー〜』。このドキュメンタリー映画がとてもよく出来ていたのでホイットニーファンには是非おすすめしたいと思う。
48歳の若さで薬にまみれて浴室で亡くなったというホイットニー・ヒューストンのドキュメンタリー映画は、今まで何度も話自体は出ていたそうだけど、結局家族や財団が許さなかったそうだ。
今回、ホイットニー・ヒューストンの映画出演のエージェントであるニコール・デイヴィッドと義理の妹でありホイットニーの遺産管理人パット・ヒューストンが、ケビン・マクドナルド監督を信用し、最終決定権を一任することで現実化していったようだ。
映画は、ホイットニーの幼少期からゆっくりと彼女の成長を追っていき、10代にして華々しいデビューを飾るところ、そして有名な1991年のスーパーボールの国歌斉唱、やがてボビーブラウンとの結婚・・・と時系列で描写されていく。
大ヒットアルバムの映画『ボディガード』では、白人のケビン・コスナーとのロマンスを描いていたのだけど、80年代90年代に黒人女性として成功していった裏側には、苦労した生い立ちや、複雑な家庭環境、そして性的指向など、僕たちの知らないさまざまな要因があったのだと映画は教えてくれる。
ボビーブラウンとの結婚のあと、次第に影が差し始めるのだけど、映画は洗いざらい容赦なく変わってゆくホイットニーの姿を捉えている。晩年のホイットニーを見るのは、ファンにとっては辛いことだったけど、「こんなにも変わり果ててしまっていたのだ・・・」と愕然とさせられた。
願わくば、20世紀最高の歌姫を、歴史に残るレジェンドとして映画を終わらせて欲しかったと思う。それでも、ドキュメンタリーとしてきちんと出来ているし、ホイットニーファンには必見の映画。
⭐️ホイットニー〜オールウェイズ・ラブ・ユー〜http://whitneymovie.jp/

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