紅葉。

新宿御苑

鳩森神社

若い時にはそれほど気にも留めなかったのに、年を取ってから心に響くように好きになるものがある。
そのひとつが、『紅葉』。
桜の季節に心踊ったりせつなくなるのは若い頃から変わらないけど、秋が深まるにつれて色を変えてゆく紅葉や散ってゆく真っ黄色のイチョウの葉っぱのことが、これほど好きになるとは思わなかった。
それは、単純に自分と秋を重ねておセンチになっているようなことではなく、もっと大きな季節の移り変わりを感じていたり、自然の摂理を感じるからだと思う。
そして言葉にならない圧倒的な美しさ。
緑から黄色、オレンジ、鮮やかな赤まで、季節の進み具合に合わせて織り成される錦繍。
これほどの芸術作品が、ほんの2週間もしないうちに散りはじめ、気がつくと跡形もなくなってしまう。
神さまか宇宙のマジックとしか思えない。

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